聖書別日ごとの糧   >>   民数記[2014]

2014年 06月 12日 (木)

民数記21:1-9
燃える蛇と青銅の蛇

1.燃える蛇にかまれて死ぬ民たち(1-6)
 神様はカナン人をイスラエルの手に渡され、大勝利を与えてくださいました。しかし、旅の途中、少し苦しくなると、民たちは、すぐに恵みを忘れ、神様とモーセにつぶやき始めました。現実が少し厳しいからといって、救いの恵みさえも忘れ、神様と指導者につぶやくことは、赦しがたいことです。神様は民の中に燃える蛇を送られたので、民は蛇にかまれて死にました。燃える蛇は神様の正しいさばきを指しています。
2.青銅の蛇を仰ぎ見るようにされた神様(7-9)
 民たちは、燃える蛇にかまれ死ぬと、ようやく自分たちの罪を悟り、モーセを通して、救いを求めました。神様が指示された救いの道は、旗ざおの上につけた青銅の蛇を仰ぎ見れば、生きるということでした。これは、本当にやさしいことですが、信仰がない者には難しいことです。毒蛇にかまれると、すぐに毒を出して、毒がまわらないように処置しなければなりません。また、毒蛇にかまれないように、下を見なければなりません。このような状況の中で、青銅の蛇を仰ぎ見ることは非合理なことであり、非科学的です。しかし、これが神様の施された唯一の救いの道です。
 神様は、罪によって死んで行く人々を憐れまれ、イエス様を十字架の上に高く上げられました。そして、このイエス様を仰ぎ見る者だけが、滅びることなく、永遠のいのちを得るようにされました(ヨハ3:14,15)。

祈り:主よ!主が私の罪のために、十字架に高くつけられたことを感謝します。私が日々、信仰によって、主の十字架を見上げることができるように、助けてください。

一言:それを見れば、生きる


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