聖書別日ごとの糧   >>   申命記[2014]

2014年 08月 01日 (金)

申命記9:1-29
これらの国々が悪いために

1.あなたが正しいからではない(1-8)
 イスラエルの民はヨルダン川を渡って、強大な国々を占領して行きます。その時、イスラエルは心の中で、「私が正しいから、【主】が私にこの地を得させてくださったのだ」と言ってはなりません(4)。イスラエルの民がその地を得たのは、彼らが正しく、正直だったからではなく、これらの国々が悪かったからです。また、神様が信仰の先祖たちに立てた契約を守るためです。主は、彼らが正しいということで、この良い地を彼らに与えて所有させられるのではないこと、そして、彼らはうなじのこわい民であることを、知らなければなりません(6)。
2.いつも主を怒らせました(9-29)
 モーセがシナイ山で、四十日四十夜を断食して祈った後、神様から石の板を受け取って降りて来た時、イスラエルの民たちは金の子牛を拝んでいました。その時、神様はひどくお怒りになり、彼らを滅ぼそうとされましたが、モーセの祈りを聞いて、耐え忍ばれました。彼らは、カデシュ・ベルネアでも、神様の御言葉に従いませんでした。彼らは、いつも主に逆らいました。彼らを救うために、モーセは何度も断食の祈りをしなければなりませんでした(26)。
 イスラエルは、自分たちがカナンに入って行くのは、ただ神様の一方的な恵みによるものであることを、知らなければなりませんでした。このように、私たちも、私たちが救いを受け、神様の子どもとして生きるようになったのは、私たちが正しいからではなく、ただ、神様の一方的な恵みによるものであることを、知らなければなりません。

祈り:主よ!私がどれだけ神様に逆らっていた罪人でしょうか。私がいつも救いの恵みを覚えて生きて行きます。

一言:私が正しいからではない


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