聖書別日ごとの糧   >>   申命記[2014]

2014年 08月 06日 (水)

申命記14:1-29
あなたは、主の聖なる民である

 イスラエルは、神様の子どもであり、聖なる民です。神様は、世のすべての国々の民の中から、イスラエルをお選びになりました。神様の相続を受け継ぐ民として、お立てになりました。神様の子どもになったイスラエルは、生活も神様の子どもらしく、聖なる生活をしなければなりません。本文は、そのためのことについて、いくつかを強調しています。
 第一に、「死人のために自分の身に傷をつけたり、額をそり上げたりしてはならない」と仰せられました。それは、偶像崇拝を行なう異邦人たちの風習にならってはならない、という意味です。
 第二に、「汚れた獣を食べてはならない」と仰せられました。牛や羊のように、ひづめが分かれ、完全に二つに割れているもので、反芻するものは食べることができます。反面、ひづめが分かれていなかったり、反芻しないものは汚れているので、食べてはならないと仰せられました。また、魚や鳥の中でも、食べることができるものと、食べることができないものを、区別して置かれました。
 第三に、「当然、十分の一をささげるように」と仰せられました。これは、全てのものの主人が神様であることを告白し、神様に感謝する姿勢です。
 神様が汚れた獣を食べることができないようにされたのは、最も基本的なことである食生活から、聖なる生活をすることを、願われたからです。実際には、このような規則は、イエス様が律法を完成されたことによって、これ以上、私たちには適用されなくなりました。だからと言って、私たちが分別力なしに生きることはできません。神様が私たちに願われることは、罪と戦う聖い生活です。神様の子どもたちは、食べるにしても、飲むにしても、何をするにしても、神様の栄光のためにしなければなりません(1コリ10:31)。

祈り:主よ!私が、最も基本的な食べることから、神様の栄光のために行なえるように、助けてください。

一言:神様の子どもらしく生きる


<<(1)    前のページ(12)    13    次のページ(14)    (31)>>

聖書別日ごとの糧