聖書別日ごとの糧   >>   申命記[2014]

2014年 08月 07日 (木)

申命記15:1-11
心に未練を持ってはならない

1.免除の年の戒め(1-6)
 七年ごとの終わりは、免除の年に該当します。これを指して、「安息年」とも呼びます。免除の年の戒めは、次の通りです。兄弟や隣人にお金を貸した人は、それを免除し、取り立ててはいけません。もし、それを守るなら、神様が祝福してくださり、貧しい者はいなくなります。それだけではなく、国全体が祝福され、強く豊かになります。
 常識で考えると、貸した物を免除するなら、その人が損をするように思えます。しかし、貧しい隣人や兄弟を顧みることが、神様の祝福を受ける秘訣です。
2.貧しい者に対する救済(7-11)
 神様は、イスラエルの民がどこに住んでいても、貧しい兄弟が共にいるなら、心を閉じたり、手を閉じてはならないと言われました。「手を閉じる」とは、愛を施すことを拒むことを意味します。むしろ、手を開いて、要求するままに、十分に貸し与えよと、言われました。
 また、心に邪念を抱かずに、必ず貧しい人々を救済するように、と言われました。救済する時には、心に未練を持ってはいけません。「損する」と考えたり、どうしようもない心で行なってもなりません。自発的に、喜ぶ心で、行なわなければなりません。そのような時、神様はいつも祝福してくださいます。隣人を自分のからだのように愛することが、律法の核心です(マタ22:37-40)。

祈り:主よ!隣人に惜しむ心を抱いていたことを悔い改めます。イエス様が代価も取らずに、私を救ってくださったように、私も無条件に隣人を愛することができるように、助けてください。

一言:閉じた手を広げなさい


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