聖書別日ごとの糧   >>   申命記[2014]

2014年 08月 14日 (木)

申命記21:15-23
両親の教え

1.長子の権利(15-17)
 ある人が二人の妻を持ちましたが、一人は愛され、一人は嫌われていました。二人とも、男の子を産みましたが、長子は嫌われている妻の子でした。このような場合、父親は愛する妻の子を、長子としてしまいがちです。しかし、神様は、「その人が自分の息子たちに財産を譲る日に、愛されている者の子を長子として扱うことはできない。」と仰せられました。嫌われている者の子を長子として認め、自分の全財産の中から、二倍の分け前を彼に与えなさい、と仰せられました。それは、長子の権利が彼にあるからです。もし、長子の権利を認めず、個人的な感情が先に出てしまえば、家庭の秩序が崩れてしまいます。たとえ自分の子どもであっても、両親は神様の公義に基づいて、子どもを愛さなければなりません。
2.親不孝者に関する罰則(18-23)
 ある人に、両親の言うことを聞かず、逆らう子がいれば、神様は、「彼を捕らえ、町の門にいる長老たちのところへ連れて行きなさい。」と仰せられます。そして、「もし、その子が放蕩して、大酒飲みとして判明されれば、全ての人が彼を石で打ち殺しなさい」と命じられます。神様が、両親のいいつけに逆らう子どもまで殺せ、と仰せられることは、容易には理解しがたいことです。しかし、これは、悪を除き去って、家庭と両親の権威を守らせるためです。両親は、たとえ我が子であっても、聞き従わない場合、目をつぶることより、はっきりと懲らしめなければなりません。

祈り:主よ!両親の教えについて、学ぶようにしてくださり、感謝します。私が、神様の公義と愛によって子どもを愛し、家庭を守るように、助けてください。

一言:両親の教えを行なわなければならない


<<(1)    前のページ(18)    19    次のページ(20)    (31)>>

聖書別日ごとの糧