聖書別日ごとの糧   >>   申命記[2022]

2022年 09月 12日 (月)

申命記7:1-26(16)
あなたに与える全ての国々の民を滅ぼせ

イスラエルがカナンに入って行く時、神様が前もってされることがあります。それは、カナン人を追い出すことです。神様は、彼らを討たせてくださいます。その時、彼らを憐れんで、どんな契約ををも彼らと結んではいけません。結婚もしてはならず、彼らの偶像は全て破壊し、そこにある全ての貴金属も欲しがってはいけません。イスラエルは、それまで牧畜を行なって来ました。カナンに入って行けば、農業を営まなければなりません。新しい環境と気候に適応しなければならず、外交や安保の面にも目を向けなければなりません。そのためには、その土地の人々と平和協定を結ばなければならないし、彼らと良い関係を結び、助けを受けなければならないかのようにも思えます。しかし、神様は憐れまずに、みな、滅ぼせと命じられます。なぜでしょうか。彼らが罠となり、他の神々に仕えさせ、そうなれば、神様の御怒りがイスラエルに突然襲いかかるからです。神様が今までイスラエルを喜ばれたのは、彼らが強い国だったからではありません。むしろ、全ての民族の中で最も小さい国でしたが、神様にだけ頼ったからです。それで、これからも彼らが生き残り、繁栄する道は、異邦の国の人々と良い関係を結ぶことではなく、神様と深い関係を結ぶことにあります。神様を喜ばせるなら、たとえ農業が遅れ、外交が遅れ、安保が手抜きであっても、神様が守ってくださり、強くしてくださいます。それで新しい環境で不安になる必要がありません。神様を信じ、大胆にカナンの人々を滅ぼせば良いのです。



祈り:神様がイスラエルの民を選ばれたように、わたしをも一方的に選んでくださり感謝します。

一言:憐れんではならない


<<(1)    前のページ(6)    7    次のページ(8)    (16)>>

聖書別日ごとの糧