聖書別日ごとの糧   >>   申命記[2023]

2023年 02月 09日 (木)

申命記27:1-26(3)
このみおしえのすべてのことばを書き記しなさい

 神様は出エジプトの直後、イスラエルの民とシナイ山で契約を結び、その四十年目に、モアブの平地でもう一度契約を結ばれました。これは彼らがカナンの地に入って行く直前に結ばれた契約として、歴史的な意味があります。神様は律法の御言葉を大きな石に記録し、石灰を塗りなさいと命じられます。御言葉への従順次第によって、将来、彼らの幸不幸が左右されるのです。また、祭壇を築いて、全焼のいけにえと交わりのいけにえを献げなさいと言われます。これは、今まで導いてくださった神様に感謝して、約束の地に入って行き、絶対的に御言葉に聞き従い、献身する生活をするという決断のしるしです。この契約によって、イスラエルの民は主の民となりました。それで、彼らは神様の御言葉に、絶対に聞き従わなければなりません。神様は六部族ずつ、ゲリジム山とエバル山に立たせ、中間にレビ族を立たせ、祝福と呪いを宣布されました。御言葉に聞き従えば祝福を受け、聞き従わなければ呪いを受けるという事実をはっきりと教えてくださいました。

 偶像を造り、仕える者、両親を軽んじる者、隣人の地を侵犯するために、境界線を移す者、障害者と孤児とやもめなど、弱い者に被害を与える者、不浄な性関係を結ぶ者、故意に殺人を犯した者、不義な目的で賄賂を受け取る者は、呪いを受けます。民たちはみな「アーメン」と答えることで、神様の御言葉に、絶対的に聞き従うことを決断しました。ここに列挙された戒めは、十戒の精神と相通じるものです。神様はイスラエルの民たちがカナンの地に入って行き、必ず十戒に聞き従うことで、聖なる民としての在り方を守ることを願われます。イエス様の十字架によって、新しい契約の民となった私たちも、血で立てられた契約をいつも覚え、御言葉に聞き従う生活をしましょう。それが祝福された道です。



祈り:みおしえが私のいのちに関わることであると真剣に受け止めるように、私の心を変えてください。みことばだけが祝福の道だと信じます。

一言:御言葉を傾聴


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