聖書別日ごとの糧   >>   ヨシュア記[2008]

2008年 05月 12日 (月)

ヨシュア記1:1-9
強くあれ

 出エジプトの偉大な指導者モーセが死にました。神様はモーセの従者ヨシュアをカナン征服の指導者として立てられました。彼にすべての民と共に立ち上がり、ヨルダンを渡り、約束の地に行けと言う使命をくださいました。それは強大な敵と戦い、その地を得る戦争の使命です。従者だったヨシュアが新しい指導者になり、使命を担おうとする時、恐れが生じたことでしょう。神様はまずヨシュアに勝利の確信をくださいました。「あなたの一生の間、だれひとりとしてあなたの前に立ちはだかる者はいない。」神様がモーセと共におられたように、ヨシュアとも共におられると約束されました。神様がお立てになった指導者は自分の力で使命を担うのではありません。神様が共におられ、使命を担うようにしてくださいます。神様は約束されます。「わたしはあなたを見放さず、あなたを見捨てない。」主が私と共におられれば、どんな敵も私の前に立ちはだかることはできません。
 神様はヨシュアに命じられました。「強くあれ。雄々しくあれ。」指導者にとって最も必要なものは軍事力や武器ではありません。ただ強く、雄々しい心です。これは敵の前にゆれ動かされない心であり、敵を恐れずに戦える勇敢な心です。このような心はどこから来るのでしょうか。神様がくださった律法を通して、神様と正しい関係性を結ぶところから来ます。律法は神様がくださった契約の賜物です。神様の御言葉をいつも読み、黙想し、聞き従う時、神様と正しい関係を結ぶようになります。神様との関係性が成功する生活のかぎです。

祈り:主よ!私と共にいてくださり感謝します。主の御言葉の前で、強く、雄々しい心を持つように助けてください。

一言:強くあれ、雄々しくあれ



2008年 05月 13日 (火)

ヨシュア記1:10-18
先に渡って行け

 ヨシュアは民のつかさたちにヨルダン川を渡る準備をさせました。その時、ルベン、ガド、マナセの半部族に特に命じました。「あなたがたのうちの勇士は、みな編隊を組んで、あなたがたの同族よりも先に渡って、彼らを助けなければならない。」彼らはすでにヨルダンの東方に相続地を得た部族です。彼らは他の部族が相続地を得る時まで、共に戦うことをモーセに約束しました(民32:18)。ヨシュアは彼らがこの約束を遵守することを命じました。自分の相続地を得た部族が他の部族のために先に立って、戦いに出て行くことは容易なことではありません。しかし神様の民は自分の相続地よりも、共同体全体を顧みなければなりません。自分の部族だけを考える利己心は、他の同労者たちを落胆させ、パンだねのように全体に広がって、共同体を分裂させます。それで自分がすでに安息を得たとしても、他の部族が安息を得るまで共に戦わなければなりません。戦う時、後からついて来てはならず、先頭に立って献身的に戦わなければなりません。このように全体のために、献身的に先頭に立って戦う人が、神様の御業において大きな力になります。
 ルベン、ガド、マナセの半部族は、ヨシュアが遣わす所に聞き従って行く、と答えました。モーセに従順であったように、ヨシュアに従順であると言いました。ヨシュアを、神様がお立てになった指導者として認め、服従しました。彼らは指導者ヨシュアを激励しました。「ただ強く、雄々しくあってください。」新しい指導者が立てられた時、従順して激励する人が尊く美しいのです。

祈り:主よ!私が全体のために献身的に先頭に立って戦う祝福の源になるように助けてください。

一言:私より全体のために


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