聖書別日ごとの糧   >>   ヨシュア記[2008]

2008年 05月 17日 (土)

ヨシュア記5:1-15
もう一度割礼をせよ

 神様がヨルダン川をせきとめ、イスラエルを渡らせたという知らせに、カナンの王たちが大きな恐れに陥りました。ところが神様は攻撃命令の代わりに、イスラエルの子孫たちに割礼をせよと命じられました。敵を目の前にして割礼をすることは、無謀な行ないにも見えました。なぜこのような命令をくだされたのでしょうか。第一に、カナンの戦争が血と肉の戦いではなく、神様の約束の民として戦う霊的な戦争だからです。荒野で生まれたイスラエルは割礼をしていません。割礼は神様の民のしるしです。イスラエルがカナンの地に入って行くことよりも、神様の契約を持った民として入って行くことのほうが大切です。第二に、神様はイスラエルが現実の状況よりも、神様を信じて聞き従う信仰の戦いをさせるからです。イスラエルが聞き従った時、神様はエジプトのそしりを取り除くと約束されました。血と肉で戦うことより、悔い改めて神様の民として立つことのほうが大切なのです。
 ヨシュアがエリコの近くにいた時、剣を手に持った一人に出会いました。ヨシュアは、彼が私たちの側なのか、敵の側なのかを尋ねました。ところがその人はヨシュアの側でも、敵の側でもありませんでした。神様の敵と戦いに来た主の軍の将でした。カナンの戦争は主がその敵と戦われる戦争です。イスラエルも主の側にならなければ、主の敵になります。それでまず主の前ではきものを脱いで、聖なる民として正しく立たなければなりません。主に側にしっかりと立たなければなりません。

祈り:主よ!私がまず心に割礼を行ない、神様の民として正しく立つように助けてください。

一言:まず、割礼を行ないなさい


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