聖書別日ごとの糧   >>   ヨシュア記[2008]

2008年 05月 24日 (土)

ヨシュア記9:1-15
主の指示を仰がなかった

 イスラエルがエリコとアイを征服したという知らせを聞いたカナンの王たちが集まって、決死抗戦を覚悟しました。しかしギブオンは彼らと他の道を探しました。すなわち計略をめぐらし、イスラエルと条約を結ぼうとしました。彼らは古びた袋と古びて破れたのに告ぎ当てたぶどう酒の皮袋、古びた着物に、かびのはえたパンを準備して、遠方から来た使いのようにふるまい、イスラエルをだまそうとしました。イスラエルがカナンの部族と条約を結ばないことを知っていたからです。彼らは神様に敵対する王たちと違いました。しかし神様に立ち返る真実の悔い改めではありません。死なずに生きるために計略をめぐらせました。
 イスラエルは最初ギブオンの使いを疑いました。しかし人々が古く、破れ、かびのはえた所持品を見て、遠くから来た者のように演じると、だまされてしまいました。これは彼らがこの問題をどうすればいいのか、主の指示を仰がなかったからです。彼らが主に尋ねていたなら、神様は偽りを見破る分別力をくださったことでしょう。しかし主に仰がず、人の言葉にだまされ、彼らと和親条約を結びました。これはカナン人を滅ぼせと命じられた神様の御旨に逆らう契約でした。これによってイスラエルはカナン征服命令を完全に遵守できなくなりました。神様の民はすべてのことを主に尋ね、行なわなければなりません。神様に尋ねず、自分の判断を信じる人は敵のずるがしこい計略にだまされ、大きな失敗をするようになります。自分を信じずに、神様に尋ねる時、神様は敵の策略を明らかにする知恵をくださいます。

祈り:主よ!私が自分の判断に頼らず、全てのことにおいて、謙遜に神様に尋ねるように助けてください。

一言:謙遜に神様に尋ねよう


<<(1)    前のページ(8)    (9)>>

聖書別日ごとの糧