聖書別日ごとの糧   >>   ヨシュア記[2023]

2023年 09月 07日 (木)

ヨシュア記 7:1-26(12)
その聖絶のものを一掃してしまわないなら

テ・アベンの近くにあるアイは比較的小さな城でした。なので、イスラエルはアイを見下し、三千人だけで上って行きました。すると三十六人が打ち殺され、アイの人々の前から逃げてきてしまいました。予期しなかった敗北にヨシュアは戸惑い、着物を裂き、イスラエルの長老たちとともに主の箱の前で夕方まで地にひれ伏し、自分たちの頭にちりをかぶりました。主は、イスラエルが罪を犯したからだと言われました。イスラエルに対し、聖絶のものには手を出さないように命じておられました(6:17,18)。ところが、調べてみると、アカンが聖絶のもののいくらかを取っていたのです(1)。彼は美しい外套一枚と、銀二百シェケルと、重さ五十シェケルの金の延べ棒一本を見て、欲しくなり、それらを取って隠していたのです(21)。アカン一人の物欲なのですが、主はイスラエルとともにおられないと警告されました。主は彼らが心の欲を取り除き、盗み隠したものを一掃してしまわない限り、戦争で勝利することはできないと言われました。主は聖なる方です。イスラエルの民の内面が聖なるものでなければ、彼らとともにおられることはできず、彼らを助けることもできません。

彼らは翌朝早く、部族ごとにくじで取り分けられ、アカンが取られました。主はくじを通して、アカンの隠した罪を明らかにされました。彼らはアカンが隠した分捕物を取り出し、アカンを石打にし、盗み隠したものを一掃しました。ようやく、主は燃える怒りをやめられました。私たちが主の祝福を頂くためには、心の中に隠した罪を明らかにし、悔い改めなければなりません。欲は偶像崇拝です。(コロサイ3:5)欲を取り除き、清い心で、主に仕えなければなりません。そのとき、主が私たちの中に臨まれ、大きな恵みを与えてくださいます。



祈り:主よ、私の心の中に隠している罪を明らかにしてください。悔い改めを通して、本来なら主のさばきを受けなければならない私を赦してくださる主の憐れみを覚えます。主の赦しのもとに新しい一歩を踏み出せるようお助けください。

一言:隠している罪を取り除きなさい


<<(1)    前のページ(6)    7    次のページ(8)    (21)>>

聖書別日ごとの糧