□5月10日(金)
愛の香り
ヨハネの福音書12:1-11(3)
日毎の糧
過越しの祭りの六日前に、ベタニヤでイエス様のための晩餐が用意されていました。その時、マリアは純粋で非常に高価なナルドの香油をイエス様の足に塗り、自分の髪でイエス様の足をぬぐいました。この香油はマリアの結婚資金であり、三百デナリの価値がありました。これは、一年分の給料に相当する金額でした。この香油にはマリアの夢と未来が詰まっていました。また、髪の毛は女性の誇りであり、栄光の象徴でした。マリアは、自分の大切な全ての物を惜しみなくイエス様にささげました。なぜなら彼女は、ラザロをよみがえらせてくださったイエス様を通して、イエス様こそが最も大切な存在であり、愛するべきお方だと理解したからです。彼女は、そのイエス様に、自分の大切なものを注いで、その愛を表現しました。その愛の香りが家中に広がって行きました。
一方で、ユダは香油の価値にだけ目を留めました。香油を注ぐマリアの心を全く理解しようとせずに彼女を非難しました。彼の価値観はお金中心でした。そのため、裏で不正を働き、心はすさんでいました。しかし、イエス様はマリアの献身を、ご自分が葬られるためであることとして、受け入れてくださいました。世の中は、私たちの献身を理解できず、非難することもあります。しかし、イエス様はその意味を受け入れ、私たちの愛と献身の香りを祝福してくださいます。
祈り:主よ、私が世の中のどんなものよりも、イエス様を最も大切に思い、愛する者になるように助けてください。
一言:愛の香り
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。