アイとの最初の戦いで敗れたイスラエルは、恐れおののいていました。しかし、主は恐れてはならない、おののいてはならないと言われました。再び民全部を連れてアイに攻め上れと命じられました。サタンは過去の失敗を引きずらせ、恐れ、苦しませます。これ以上挑戦できないように心を萎えさせます。私たちはサタンの植え付ける恐れに逃げるのではなく、戦うことを学びます。神様が私たちに与えてくださったものは、おくびょうの霊ではなく、力と愛と慎みとの霊です（テモテ第二1:7）。ヨシュアは勇士たち三万人を選び、彼らを夜のうちに町のうしろ側に派遣しました。町の前から進んでいった伏兵たちは、町に火をつけてから逃げるふりをし、敵を引き付け、町のうしろで待機していた兵たちとともに挟み撃ちして敵を打ちました。イスラエルのあとを追って出なかった者は一人もいなかったので、イスラエルは一万二千人のアイの人々を全て打ち倒しました（25）。イスラエルはアイで大勝利をおさめました。

エリコの城とアイの城との戦いで大きな勝利を収めたヨシュアは、カナン地域の征服を続けずに、戦いをいったん中断しました。それは、イスラエルの主である神様のために、エバル山に一つの祭壇を築くためでした。これは二つの戦いで勝利したことが、主の助けによるものであることを明らかにし、主に感謝の祭壇を築くためでした。ヨシュアは戦いの勝利が自分たちの知恵や能力によるものではなく、主の御言葉に聞き従った結果であることをはっきりと知っていました。すべてのイスラエルの民が指導者を中心に、心を一つにして戦争に臨んだ時、主は大きな勝利を与えてくださいました。私たちも主が立てられたしもべを中心に、心を一つにして目標に向かって挑戦するとき、大きな勝利を体験することができます。

祈り：私には日々肉との戦いがあります。この世と妥協することなく、祈りの手を、主よ、あなたに差し伸ばします。愛する同労者たちとともに心を一つにして祈り、目標に向かって挑戦し大きな勝利を体験することができますように祈ります。

一言：起き上がって挑戦せよ