聖書別日ごとの糧   >>   ヨシュア記[2023]

2023年 11月 01日 (水)

ヨシュア記15:1-63(10)
ユダ部族の割り当て地

ユダ部族の相続地は、ヨルダンの西側を占めており、すべての部族の中で最も肥沃で、広い地を割り当てられました。その地の広さは、カナン征服地域のほぼ半分に達する程でした。これは彼らのくじ運が強かったからではありません。神様がユダの信仰を祝福されたからです。かつてユダは弟ヨセフをエジプトに売り飛ばそうと兄弟をそそのかした張本人であり、世俗的な人でした。彼は後に悔い改めてからは、何事にも先頭に立って、救いの歴史に仕えました。神様はこのようなユダの悔い改め、信仰と献身を大きく祝福されました。長子の祝福を与えられました。ユダ部族は、先祖ユダの信仰によって恵まれていたのです。ヨシュアはヘブロンをカレブに与えました。カレブはそこからアナクの三人の息子、シェシャイ、アヒマン、タルマイを追い払いました。かつてはキルヤテ・セフェルと呼ばれたデビルの町をカレブは攻め上りました。この町の征服が容易ではないことを見抜くと、カレブはキルヤテ・セフェルを打って、これを攻め取る者に、自分の娘を妻として与えると約束しました。すると、オテニエルが志願してキルヤテ・セフェルを攻撃して占領しました。

先祖の信仰がのちの子孫に大きな影響を与ることを聖書は教えてくれます。私自分一人、私個人で終わる信仰ではないのです。自分の信仰次第では、多くの子孫が神様の祝福を受けることも、反対に悪い影響を受ける可能性もあります。私たちが今だけを見た信仰生活ではなく、はるか先に続く信仰の祝福があることを聖書は教えます。



祈り:私の視野がどれほど個人的なもので、短絡であったでしょうか。私だけよければいい、そんな独りよがりな信仰をどうか捨てて、主の永遠の祝福に連なるものとして用いてください。

一言:私だけで信仰の道が終わるのではない


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