聖書別日ごとの糧   >>   ヨシュア記[2023]

2023年 11月 08日 (水)

ヨシュア記23:1-16(15)
良い言葉、悪い言葉

ヨシュアは年を重ねて神様のもとへ帰る時になりました。彼は最後に子孫たちのために別れの説教をします。イスラエルの民は、これまで彼らを導き、彼らのために戦ってくださった神様を忘れてはいけません。今後も彼らが退けるべき敵はたくさん出てきます。そんな時に彼らが勝利するためには、何に力を尽くすべきでしょうか。力を尽くして神様の律法の書に記されていることを、ことごとく守り行うのです。これからもモーセやヨシュアのような指導者がいて、彼らを導くのではありません。ただ神様の御言葉が、彼らの指標となります。そこから左にも右にもそれるのではなく、御言葉を掴んで従う必要があります。そうすれば神様が彼らとともにおられ戦ってくださり、一人が千人を追い払うほど強力になります。一方、彼らがカナンの異邦の神々に仕えたり、異邦人たちと婚姻したり、異邦人と同じ生き方をするなら、神様は彼らを助けることはありません。彼らが罠となり、落とし穴となり、イスラエルのわき腹にむちとなり、目のとげのようになります。イスラエルは、約束の地で繁栄するのではなく、むしろ絶滅することになるでしょう。ヨシュアは耳当たりの良い言葉や祝福の言葉だけを話しませんでした。神様の御言葉を守って行うと、必ず神様の祝福が臨むという良い言葉(申28:1-14)、神様の御言葉に不従順であれば必ず滅びるという警告の言葉(申28:15-68)を等しく話しました。

イスラエルの今後は、軍事力と経済力を育てることにかかっているのではありません。唯一の神様の御言葉にどれだけ従順であるかにかかっています。私たちも、人の力に頼るのではなく、神様の御言葉を生命線として従うことです。その時、神様の助けを受けて良い言葉がその通りに成し遂げられる恵みが臨まれます。



祈り:聖書から私に都合の良い、耳あたりの良い言葉だけをどこか選んでいる私を見ます。そうではなく、すべての主のことばを愛するものとなるように祈ります。

一言:主のことばからそれないこと


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