聖書別日ごとの糧   >>   士師記[2009]

2009年 12月 03日 (木)

士師記1:1-36
初期カナン征服の成功と失敗

Ⅰ.ユダ族の成功(1-20)
 ヨシュアが死んだ後、イスラエル人は神様に進み出て、どの部族が先にカナン人と戦うべきかを尋ねました。それで神様はユダ族を選ばれ、彼らの手にその地を渡したと約束されました。これにユダ部族がカナン人とペリジ人一万人を殺し、彼らの王アドニ・ベゼクを捕らえて殺しました。またエルサレムとヘブロンとキルヤテ・セフェルを取りました。ユダ族はさらに進んで行って、その兄弟シメオン族と共に協力して、ツェファテに住んでいたカナン人を打ち、それを聖絶しました(17)。ユダがこのように勝利できたのは、神様が彼らと共におられたからです。また自分より劣勢のシメオン族の協力を求めたからです。しかしユダは鉄の戦車を持っていた谷の住民を追い払わなかった汚点を残しました(19)。
Ⅱ.他の部族の失敗(21-36)
 ベニヤミン族はエルサレムに住んでしたエブス人を追い払わず、マナセ族はカナンの郷里の住民たちを追い払いませんでした。それだけではなく、エフライム、ゼブルン、アシェル、ナフタリ族もカナンの住民を追い払いませんでした。他の部族は、むしろエモリ人に圧迫され、谷に降りて来ることができませんでした。イスラエルが徹底的にカナン人を聖絶することができず、残して置いた時、彼らは後にイスラエルを苦しめるとげとなり、罪の種になりました。

祈り:主よ!足りない私と共におられ、心の中にある罪を徹底的に追い払うことができるように助けてください。

一言:罪を徹底的に追い払おう


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