聖書別日ごとの糧   >>   士師記[2009]

2009年 12月 05日 (土)

士師記3:1-11
オテニエルに臨んだ主の霊

Ⅰ.イスラエルを試みられた神様(1-7)
 神様はカナンで戦争を経験しなかったイスラエルの民を試みようと、その地にいくつかの国民を残しておかれました。彼らはペリシテ人の五人の領主と全てのカナン人と、シドン人とヒビ人でした。神様は彼らを通してイスラエルを試みられ、神様が命じた命令に聞き従うかどうか、知ろうとされました(4)。ところがイスラエルは神様の命令を聞かず、異邦人の娘たちを妻にめとり、自分たちの娘を彼らの息子たちに与えました。
 ところがイスラエルが主なる神様を忘れて、バアルやアシェラに仕えた時、神様は彼らをお怒りになり、彼らをアラム・ナハライムの王クシャン・リシュアタイムの手に渡されました。結局彼らは八年間その支配を受けるようになりました。
Ⅱ.クシャン・リシュアタイムを退けたオテニエル(8-11)
 イスラエル人は苦難の中で神様に叫び求めました。その時、神様が彼らのためにカレブの弟ケナズの子オテニエルをイスラエルの救助者としてお立てになりました。主の霊がオテニエルに臨んだ時、彼はイスラエルのさばきつかさとなり、クシャン・リシュアタイムを退けることができました(10)。最初のさばきつかさであるオテニエルがいた四十年間、その地は穏やかでした。主の霊が臨まれる時、どんな敵も退けることができるのです。

祈り:主よ!私が聖霊に満たされて、霊的な戦いで勝利できるように助けてください。

一言:主の霊が上にあったことで



2009年 12月 06日 (日)

士師記3:12-31
左ききのエフデ

Ⅰ.エグロン王を剣で指したエフデ(15-25)
 イスラエル人が、また主の目の前に悪を行ないました。主はモアブの王エグロンを強くして、イスラエルを十八年間支配するようにされました。イスラエルが、また主に叫び求めると、神様は彼らのために左ききのエフデを救助者として立てられました。
 エフデは貢物をささげる使節団の代表として、貢物をモアブの王エグロンにささげる時を機会としました。彼は貢物をささげることで王の警戒心をといた後、「秘密のお知らせ」があるふりをし、王と単独会談を持つのに成功しました。彼は機会をつかんで、左手で右足に隠しておいた剣を抜いて、王の体を刺しました。どれだけ力強く刺したのか、柄も刀も共に入って行きました。彼は王を殺した後、静かに戸を閉じました。
Ⅱ.イスラエルの民を率いたエフデ(26-31)
 敵陣から逃げたエフデはエフライムの山地で角笛を吹き鳴らし、民たちを集めました。彼は「私を追って来なさい。主はあなたがたの敵モアブ人をあなたがたの手に渡された。」と叫びました(28)。民はみな彼のあとについて行き、エフデはヨルダン川の渡し場で一万人のモアブ人を殺しました。これによってイスラエルは再び八十年間穏やかでした。エフデの指導力は、神様が勝利をくださるという確信と死を覚悟して敵陣の奥に入り込んで行った勇気から出ました。

祈り:主よ!私にエフデのような信仰と勇気をくださり、福音の御業の中で、尊く用いられますように。

一言:私を追いなさい


<<(1)    前のページ(2)    3    次のページ(4)    (12)>>

聖書別日ごとの糧