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2009年 12月 28日 (月)

士師記12:1-15
ギルアデとエフライムの内戦

Ⅰ.エフタをねたんだエフライム(1-7)
 エフタがギルアデ人を率いて、アモン人を打ち滅ぼして帰って来ました。その時エフライム人がエフタに是非を問うために出て来ました。アモン人と戦うために出て行った時、なぜ自分たちに呼びかけなかったのか、と言うのです。事実、エフタが出陣した時、エフライムに助けを求めましたが、その時は冷淡でした。そうしてエフタがいのちをかけて戦い、戦争で勝利して帰って来ると、エフタの勝利をねたんで出て来たのです。エフライムは、以前ギデオンがミデヤンの大軍を打ち滅ぼして帰って来た時にも、ギデオンをねたんで力を奪いました(士8:1-3)。その時ギデオンは「アビエゼルのぶどうの収穫よりも、エフライムの取り残した実のほうが、よかったのではありませんか。」(士8:2)と言って、彼らの自尊心を高めました。しかしエフタはギデオンのようにはしませんでした。エフタはギルアデ人をみな集めて、エフライムと戦いました。エフライムが大敗しました。死者が四万二千人にものぼりました。人が成功した時、よく見ることができないねたみは、明らかに直さなければならない罪です。ねたみは自分を不幸にし、他人を不幸にします。ねたみは神様の主権を認めない傲慢から始まります。私たちが神様を深く恐れ敬う時、ねたみを克服することができるのです。
Ⅱ.エフタ以後の三人の小士師(8-15)
 イスラエルはエフタ以後三人の小士師によって平穏を維持しました。彼らはイブツァン、エロン、アブドンでした。神様は時ごとに必要な人々を士師として立て、イスラエルを救ってくださいました。

祈り:主よ!私の中にあるすべてのねたみを取り除いてください。

一言:ねたみは悪い罪である


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