聖書別日ごとの糧   >>   士師記[2009]

2009年 12月 29日 (火)

士師記13:1-14
サムソンの出生

Ⅰ.神へのナジル人(1-7)
 イスラエル人はまた、主の前に悪を行ない、四十年間ペリシテの支配を受けるようになりました。その時主の使いはダン人のマノアの妻に現れて、「みごもった。」と言いました。生まれて来る男の子はナジル人であり、将来イスラエルをペリシテ人の圧制から救う士師になると預言しました(5)。「ナジル人」とは「区別された人」という意味で、主に自分を聖別してささげられた人を指します。その子は胎内にいる時から神様にささげられた者であり、神様から任された使命を担い、イスラエルを救う者となるのです。この世で神様から選ばれ、神様の救いの御業に貴く用いられることより、大きな恵みはありません。
 神様は時代ごとに、神様が任された使命を担うナジル人たちを主権によって選ばれます。今日でも神様はこの時代にさまよっている知識人たちを救う御業に貴く用いるナジル人を探しておられます。
Ⅱ.生まれて来る子に、何をすればよいか、教えてください(8-14)
 マノアはこの知らせを聞いた時、神様に祈りました。神様はマノアの祈りを聞かれ、使いを再び送り、この子をどのように育てるべきかを教えてくださいました。神様にささげられた子どもを自分勝手に育てることができません。神様が願われる方法によって、神様の御言葉に基づいて育てなければなりません。

祈り:主よ!足りない私を、この時代のさまよう知識人たちのためのナジル人として区別してくださった恵みを心から感謝します。私がこの恵みをよく担えるように助けてください。

一言:私たちはキャンパスのナジル人



2009年 12月 30日 (水)

士師記13:15-25
わたしの名は不思議という

Ⅰ.不思議の神様(15-18)
 みごもることができなかったマノア夫婦にとって、「子どもを与える」という約束の御言葉は大きな喜びでした。彼らはその知らせを伝えた方が神様の使いであることを知りませんでした。マノアは主の使いに供え物を準備して、いけにえをささげたいと思いました。主の使いは「全焼のいけにえをささげたいなら、それは主にささげなさい。」と言いました。マノアは大胆にも主の使いの名前を聞きました。その時主の使いは「わたしの名は不思議という」と言いました。「奇妙で驚く」という意味です。神様の属性と御業は人間の理解を超越します。サムソンの生涯と功績を見る時、彼は神様のしもべらしくなく、多くの失敗を残しました。しかし神様は彼を通して、不思議な救いの御業を成し遂げられました。神様は足りない者を通してでも、不思議な御業を行なうことができる方です。
Ⅱ.サムソンを祝福された主(19-25)
 マノアが子やぎと穀物のささげ物を取り、岩の上で主にささげました。炎が祭壇から天に向かって上った時、主の使いは祭壇の炎の中を上って行きました。それにマノアはひどく驚きました。しかし彼の妻はむしろ大胆で、神様の祝福を信じました。サムソンが生まれて育ち、主が彼を祝福されました。時になると、主の霊がサムソンに臨みました。私たちが神様の御業をするためには、聖霊の力を受けなければなりません。

祈り:主よ!不思議な神様を信じ、信仰によって生きるように助けてください。

一言:不思議の神様


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