聖書別日ごとの糧   >>   列王記Ⅰ[2004]

2004年 11月 05日 (金)

列王記第一20:1-25
あなたは、わたしこそ主であることを知ろう。

Ⅰ.傲慢なアラム王(1-12)
 アラム王ベン・ハダデは同盟国の王三十二人を率いてサマリヤを包囲しました。アハブに使者を遣わして、「あなたの銀と金は私のもの。あなたの妻たちや子どもたちの最も美しい者も私のものだ。」と脅しました。アハブ王には無条件降伏せよというのです。アハブはベン・ハダデの脅しに屈服し、自分のものはみなベン・ハダデのものだと答えることで、戦争の危機を乗り越えようとしました。するとベン・ハダデは再び人を送って、次の日に全ての財産を奪って行くと脅しました。しかしこれはむしろアハブと長老たちと民たちまでが一つにすることでした(7,8)。この知らせを聞いたベン・ハダデはひどく腹を立て、サマリヤの町に向かって陣をしきました。ベン・ハダデは力が少しあるからと言って弱者を無視し、また絶えず傲慢でした。
Ⅱ.傲慢を打たれた神様(13-25)
 その時、神様はアハブにひとりの預言者を遣わして、アラム王をアハブの手に引き渡すと知らせてくださいました。その理由はアハブに神様が主であることを知らせるためでした。またアハブ王に戦いを始めるように助言してくださいました(14)。それでアハブは貴族の若者232名と平民の若者七千人を立てて戦争に出ました。
 アハブが軍隊を率いて出てみると、ベン・ハダデは酒に酔っていました。それでアハブは敵に大損害を与えることができました。神様は傲慢なアラム王を打たれました。傲慢は破滅に先立つのです(箴16:18)。

祈り:主よ!私が他人を見くびるあやまった属性があることを悔い改めます。私が謙遜に主の助けを求める者にしてください。

一言:神様は傲慢な者に敵対される



2004年 11月 06日 (土)

列王記第一20:26-43
アハブの罪を悟らせた預言者

Ⅰ.ベン・ハダデを去らせたアハブ(26-34)
 アラムが再びイスラエルを打ちに来た時、イスラエルは何頭かの子やぎのようであり、アラム人たちはその地に満ちていました。しかし神様はイスラエルに勝利をくださいました。ベン・ハダデは戦争に負けると、アハブ王に命を活かしてくださいと頼みました(32)。神様がイスラエルに勝利をくださったのは神様の栄光を現すためでした(28)。しかしアハブ王は自分の栄光のために、ベン・ハダデを生かしました。これは神様に対する不従順であり、霊的な傲慢です。ささいな感情や自分の栄光にしようとする傲慢と欲心を捨てなければ、本当の指導者になることはできません。
Ⅱ.アハブの罪を悟らせた預言者(35-43)
 預言者のともがらの一人が主の命令によって多くのむちを受け、変装して道で待っているとアハブに出会いました。そしてアハブに戦争で捕まえた敵を見張れという命令を受けたが、何やかやしているうちに逃がしてしまって、どうしたらいいのか分からないと質問しました。するとアハブ王は殺さなければならないと答えました(39,40)。
 その時、預言者はその人こそアハブであることを悟らせました。そしてベン・ハダデを生かしておいた罪で、神様のさばきがあり、アハブ王とイスラエルの民が、ベン・ハダデとアラムの民の代わりに死ななければならないことを宣言しました。王はひどく不機嫌になって帰って行きました。

祈り:主よ!私が勝利の日に簡単に認められようとすることより、徹底的に神様の栄光をささげることができるように祈ります。

一言:勝利の日にさらに謙遜に


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