2012年 11月 30日 (金)
イゼベルにそそのかされたアハブ
Ⅰ.イゼベルにそそのかされたアハブ(1-16,25)
アハブ王は、自分の宮殿のそばにあるナボテのぶどう畑を手に入れたい、という欲がありました。彼は、「他の良いぶどう畑をあげよう。でなければ、それ相当の代価を銀で支払おう」と言って、ナボテを説得しました。しかしナボテは、「そのぶどう畑は先祖のゆずりの地なので、与えることはできない。」と拒みました。アハブは激しく怒り、寝台に横になり、食事もしませんでした。その時、王妃イゼベルは、「イスラエルの王がどうしてそんなことで不機嫌になるのか」とアハブをそそのかしました。そして悪だくみを企て、ナボテを殺してぶどう園を奪って、夫に与えました。王は悪い妻にそそのかされて、神様の目の前に悪を行ないました。この出来事で、悪いことをしたのはイゼベルでしたが、責任は指導者であるアハブにあります(25)。
人はどんな事でも、人の言葉より、神様の御言葉に照らし合わせて、判断しなければなりません。また、自分の判断と行動に対して、責任を負わなければなりません。
Ⅱ.あなたはよくも人殺しをして、取り上げたものだ(17-29)
神様は悪いアハブにエリヤを遣わせて、彼の罪を追求されました。「あなたはよくも人殺しをして、取り上げたものだ」(19)。また、神様は彼の罪をさばかれ、「アハブとイゼベルに恐ろしい災いを下す」と言われました。アハブは神様のさばきの御言葉の前で、ひどく恐れ、心を低くしました(27)。神様は罪を必ずさばかれます。
祈り:主よ!私が情に流されて、罪を犯さないように、助けてください。神様の御前で、責任のある行ないをする者にしてください。
一言:情と欲望を十字架につけよ
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