聖書別日ごとの糧   >>   列王記Ⅱ[2013]

2013年 01月 11日 (金)

Ⅱ列2:1-11
あなたの霊の二つの分け前

 神様がエリヤをたつまきに乗せて天に上げようとされました。その時、エリシャは師匠から離れずに、最後までついて行き、学ぼうとしました。二人は神様の導きを受け、ギルガルからベテルを経て、エリコに、そしてヨルダン川まで一緒に行きました。最後のその瞬間まで、師匠に対するエリシャの忠誠心は変わりませんでした。
 ヨルダン川を渡った時、エリヤは「あなたのために何をしようか。求めなさい。」とエリシャに言いました。最後の瞬間、エリシャには求めるものが多くあったに違いありません。では、彼は何を求めたのでしょうか。「では、あなたの霊の、二つの分け前が私のものになりますように。」エリシャは、師匠であるエリヤの霊の二つの分け前を求めました。エリヤは、偶像崇拝が蔓延するその時代に、神様のために戦った偉大な神様のしもべでした。彼の能力のみなもとは、神様の霊にありました。エリシャは、この師匠の霊を受け、罪深いこの時代に、神様のために、偉大な御業を行なおうとする霊的な望みがありました。継承者として彼は、自分には何が必要なのか、をよく知っていました。神様の御業には、人間の能力と条件が重要ではありません。私たちも、この時代、キャンパス開拓の御業に仕える時、最も必要なものは「霊」です。困難な時代であればあるほど、さらに「霊」を受けなければなりません。開拓の先祖たちの霊に加え、この時代のキャンパスの学生たちに仕える霊の二つの分け前を求めなければなりません。私たちは「霊」の人にならなければなりません。神様は、求める人に、与えられます。

祈り:主よ!この時代、私にも霊の二つの分け前にくださり、偉大な神様の御業を成し遂げるように助けてください。

一言:霊の二つの分け前を求めよう



2013年 01月 12日 (土)

Ⅱ列2:12-25
水がいやされる時

 エリヤの神様は、今エリシャと共におられました。エリコにいる預言者の生徒たちは、エリヤの霊がエリシャの上にとどまっているのを見て、彼を後継者として受け入れました。神様に認められて立てられた人は、神様が共におられます。
 エリコの町の人々はエリシャに、その町の最も辛く、苦しい部分を訴えました。その町は住むのは良いのですが、水が悪く、流産が多くありました。水はいのちなのに、水が悪いことで、生命力が弱くなりました。エリシャは、新しい皿に塩を盛って、それを水の源のところに持って行きました。水の源に行ったのは、その源から直そうとしたからです。そして塩をそこに投げ込んで言いました。「主はこう仰せられる。『わたしはこの水をいやした。ここからは、もう、死も流産も起こらない。』」するとその水は良くなり、今日にまで至りました。エリシャが霊を受けて、一番最初にしたことは、水の源を直したことでした。これは、今からエリシャが何をするのか、を教えてくれます。源を直すのは容易なことではありません。特に、人はそうです。しかし源が変わる時、本質が変わり、全体が新しくなります。ただ、神様だけが私たちの源を変えられ、新しい被造物にしてくださいます。私たちは神様の力を通して、部分的にではなく、源が変えられなければなりません。また、私たちの兄弟が、私たちのキャンパスが、私たちの社会が、部分的にではなく、源が変えられ、新しくなるように、と祈らなければなりません。

祈り:主よ!私の源を変えてくださり、感謝します。私たちの兄弟の源が変えられるように、助けてください。

一言:源を新しく


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