聖書別日ごとの糧   >>   列王記Ⅱ[2013]

2013年 01月 22日 (火)

Ⅱ列9:1-37
予告されたさばきの成就

 エリシャは預言者のともがらの一人を遣わして、エフーに油を注ぎ、イスラエルの王として立てるように、言いました。エフーは、アハブの罪をさばくための道具として、立てられました。アハブの罪は、ひどい偶像崇拝と、数多くの神様の預言者たちの血を流したことです。神様は、「彼の罪を必ずさばく」と言われました(Ⅰ列22:21)。時になると、神様はついに、エフーを立てて、さばきを始められました。神様はエフーに「アハブの家の者を殺さなければならない」というはっきりとした方向をくださいました。
 エフーは、アラムとの戦争で負傷してイズレエルにとどまって、治療を受けているヨラム王を捜し、ナボテの畑で見つけて、殺しました。ここには、ナボテの悔しい血が流された所です(Ⅰ列21:19)。エフーはヨラムをその畑に投げることによって、神様のさばきの御言葉が成就しました。彼はまた、アハブの娘アダルヤの息子、ユダの王アハジヤも殺しました。さらに進んで、イスラエルを偶像崇拝の罪に陥れた極悪の女イゼベルも窓から落として殺しました。神様は公義の神様です。罪を嫌い、罪に対しては必ずさばかれます。人々は、今すぐに神様のさばきがないので、罪を楽しみ、自分勝手に生きています。しかし、さばきは予告されていて、時になると、必ず成就します。私たちは、最後のさばきの時に、みなが丸裸のような状態で、神様の御前に立つようになります。このことを肝に銘じ、恐れ敬う心で、罪を遠ざけて、神様に仕えなければなりません。神様のさばきを無視する者は、その時に後悔しても、後の祭りです。

祈り:主よ!私は、神様のさばきが必ず成就することを、信じます。私がむやみに生きずに、信仰によって生きるように助けてください。

一言:さばきは、必ず成就する。


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