聖書別日ごとの糧   >>   列王記Ⅱ[2013]

2013年 01月 24日 (木)

Ⅱ列11:1-21
残った人

 アハズヤが死ぬと、その母アタルヤは、自分が王になろうと、アハズヤの子孫を根絶やしにしようとしました。彼女は野心に目がくらみ、恐ろしい策略を行ないました。その時、ダビデの家門が絶たれ、ダビデのともしびが消される絶体絶命の危機に瀕しました。ところが、アハズヤの娘エホシェバが王子たちがことごとく殺される瞬間を見ました。彼女はヨアシュを盗み出し、寝具をしまう小部屋に隠し、殺されるのを防ぎました。その後、ヨアシュは六年間、主の宮に身を隠していました。神様は、ダビデのともしびを絶やさない、と約束された通り(Ⅰ列11:36)、奇蹟的な方法で、ダビデのともしびを守ってくださいました。そして、残ったヨアシュ一人を通して、もう一度、信仰の水流をつながれました。神様は、どんな試練や残酷な状況の中でも、信仰の水流を保護してくださいます。必ず残る者がいます。最悪の場合、一人がいます。この時代にも、信仰の水流を絶やそうとする悪だくみが続いています。しかし、神様は必ず、私たち信仰の人々を、険しい世の中とサタンの悪だくみから保護してくださいます。
 七年目に、祭司エホヤダは緻密な計画を立てて、ヨアシュに油を注ぎ、王として立てました。驚いたアタルヤは、王宮の馬の出入口を通って逃げましたが、殺されてしまいました。エホヤダは幼い王を、信仰によって助けました。一番最初に、王と民たちに、主との契約を立てて、主の民としました。また、バアルの宮を取り壊し、その祭壇とその像を徹底的に打ち砕きました。

祈り:主よ!この時代から私を保護し、残った者にしてくださり、信仰の水流をつないで行くように、助けてください。

一言:一人は残る


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