聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅰ[2006]

2006年 02月 03日 (金)

歴代誌第一10:1-14
サウルが死んだ理由


Ⅰ.自決したサウル(1-12)

 イスラエルはペリシテ人との戦いで敗れ、逃げて行く途中殺されました。サウルとその三人の息子たちも追撃され、ついにみな死んでしまいました。特にサウルはなぶり者になると思い、自ら自決してしまいました(4)。

 人間的に見ると、サウルは壮絶な死を迎えたようです。しかし彼は自殺で幕を閉じてしまいました。自殺は神様の御旨ではありません。彼は神様の名誉のために死を覚悟して戦いましたが、神様の助けを求めませんでした。ただ自分がなぶり者になることだけを恐れました。その結果はどうでしょうか。彼は首がはねられ、偶像と多くの民の前で戦利品として辱しめを受けるようになりました(9)。

Ⅱ.主のことばを守らず(13,14)

 13,14節をご覧下さい。イスラエルが敗れ、サウルが死んだのは弱い戦力や作戦ミスからではありません。サウルが神様に罪を犯したからです。具体的に彼は主のことばを守りませんでした。また主に尋ねず、霊媒によって伺いを立てました。

 成功と失敗は神様にかかっています。いくら計画をよく立てても、神様の御言葉を守らず、神様に尋ねない者は失敗します。しかし足りなくても神様に聞き従って、尋ねる者は勝利します。


祈り:主よ!主の御言葉を守らず、主に尋ねなかったことが失敗の原因であることを発見しました。私が主に尋ねることで、勝利するようにしてください。

一言:罪が敗北の原因


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