聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅰ[2006]

2006年 02月 04日 (土)

歴代誌第一11:1-9
統一イスラエルの王になったダビデ


Ⅰ.神様の御言葉によって(1-3)

 サウルが死ぬと、全イスラエルはヘブロンに集まってダビデを王して迎えようとしました。彼らは、神様がダビデをイスラエルの牧者であり、主権者としてお立てになったこと、を知りました。ダビデを王として立てることが、神様に聞き従うことであることを知っていました。それで長老たちがダビデに油を注いで、イスラエルの王とすると、神様がサムエルに言われた御言葉通りになりました(3)。

 ダビデは内乱や暗殺のような人間的な方法で王位に上がりませんでした。彼は神様の時を待ち、全ての民に招かれて統一イスラエルの王になりました。これは容易なことではありません。人間的な欲と焦る心を捨てて、神様の御言葉の通りに成就したという確信を持たなければなりません。また神様がくださる訓練を忍耐で受けなければなりません。ダビデは神様の時になるまで、荒野で亡命生活をし、王道を極める内面的な訓練を受けました。

Ⅱ.主が彼とともにおられた(4-9)

 王になったダビデは真っ先にシオンの要害を攻め取り、この町に住みました。ダビデはミロから周辺に至るまで、町の周囲を建て上げました。

 時間がたつにつれて、ダビデは次第に力を増しました。これは万軍の主が彼とともにおられたからです(9)。神様の助けはどんな強大国の助けよりも大きく、列王たちの支持よりも、信頼できます。神様が共におられたので、誰もダビデを倒すことができませんでした。


祈り:主よ!私が焦る気持ちを捨てて、神様の御言葉を信じます。主がくださる内面の訓練をよく担うようにしてください。

一言:御言葉の通りになった



2006年 02月 05日 (日)

歴代誌第一11:10-12:40
勇士たちの助けを受けたダビデ


Ⅰ.ダビデの勇士たち(11:10-47)

 10節をご覧下さい。ダビデの勇士たちが彼を助け、国を得させ、また彼を立てて王にしました。その中の三勇士は一度に三百人を殺すことができる勇士であっただけではなく、ダビデの願いをかなえるために、自分のいのちを顧みませんでした。彼らはダビデを自分の命よりももっと愛しました(19)。ダビデもその勇士たちをいのちのように惜しみました。

 部下を貴く思い、惜しむ人に勢力のある人々が集まって来るのは当然のことです。

Ⅱ.ダビデのところに帰って来る勇士たち(12:1-40)

 多くの勇士たちがダビデのもとに帰って来ました。更には、サウルの同族の中からもダビデのもとに来て、助ける人々もいました(2,3)。イスラエルの各部族の勇士たちが人間的な情や血統に縛られず、住みやすい故郷を離れ、日ごとにダビデのもとに集まって来ました。その理由は何でしょうか。

 第一に、ダビデが神様の前で正しい人だったからです(17)。不義がなく、神様を喜ばせる義人が人を得ます(箴16:7)。

 第二に、聖霊が彼らを捕らえたからです(18)。政治的で人間的な方法では、人を得ることができません。神様が立てられる人は、神様が助けてくださいます。


祈り:主よ!私も多くの信仰の勇士たちを得ることを願います。私が主を喜ばすので、聖霊が助けてくださるように、祈ります。

一言:主を喜ばせれば、人を得る。


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