聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅰ[2006]

2006年 02月 10日 (金)

歴代誌第一17:1-15
ダビデに約束された神様


Ⅰ.地上の大いなる者の名に等しい名をあなたに与える(1-8)

 神様はダビデを羊のおりから導き出し、イスラエルの君主とされました。彼がどこに行っても彼と共におられ、全ての敵を打ち滅ぼしました。

 今、神様は「地上の大いなる者の名に等しい名をダビデに与える。」と言われます(8)。実際にダビデの名は大いなるものとなりました。ダビデはエッサイの八人の息子のうち末っ子として、兄たちに抑えられ日の光を見ることができませんでした。しかし神様は、地上の大いなる者の名に等しい名を彼にお与えになりました。

Ⅱ.彼の王座は、とこしえまでも堅く立つ(9-15)

 神様は全ての敵からダビデを保護してくださり、彼のために家を建てると言われました。そして彼が死んだ後、彼の息子の中から一人を立て、ダビデの王国を確立し、とこしえまでも堅く立てると約束されました(12)。

 神様は約束通りにダビデの子孫の中からイエス・キリストを遣わされました。そしてイエス様を通して、永遠のメシヤ王国を建て、その王座をとこしえまで堅く立たせました(ルカ1:32,33)。


祈り:主よ!私も名もなく生きる者でした。主が私の名前を大いなる者の一つに入れてください。

一言:大いなる者の名に等しい名をあなたに与える



2006年 02月 11日 (土)

歴代誌第一17:16-27
ダビデの祈り


Ⅰ.私がいったい何者であり(16-19)

 ダビデは数多くの試練と逆境を経て、統一イスラエルの王になりました。しかし彼は、自分が王になったのは完全に神様の一方的な恵みであることを告白しています。「神、主よ。私がいったい何者であり、私の家が何であるからというので、あなたはここまで私を導いてくださったのですか。」(16)。彼は神様の前でみじめな自分の姿を発見しました。その時、彼は全てのことが神様の恵みによるものであることを悟るようになりました。

 ダビデは、自分をイスラエルの君主に立ててくださることだけでも計り知れない恵みなのに、栄光ある未来までも約束されるとは、どんな言葉で感謝すればいいのか分かりませんでした。彼の祈りは神様の恵みに対する深い感謝で満ちていました。

Ⅱ.主のほかに神はありません(20-27)

 ダビデは主に対する自分の信仰を告白しました(20)。そしてイスラエルを救い、ご自分の民にするために、神様が行なわれた大いなる御業を賛美しています。

 ダビデは、神様が約束された御言葉を永遠にかたくし、その御言葉通りに行なわれ、主の御名があがめられるように祈ります。

 ダビデは、自分が神様の前で祝福された者であることを知り、その祝福をいつまでも受けようとしました。


祈り:主よ!私がいったい何者なので、ここまで来たのでしょうか。私が生涯主の恵みを忘れずに生きるようにしてください。

一言:私がいったい何者なのでしょうか


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