聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅰ[2006]

2006年 02月 17日 (金)

歴代誌第一29:1-9
みずから進んでその手にあふれるほど


 ダビデは宮の建築が人のためではなく、神様のためであることをよく知っていました(1)。彼は宮のために個人的に全力を尽くして献金しました。そして民たちも献金するようにして、具体的に御業に参加させました。

Ⅰ.私有の金を全力を尽くして献金したダビデ(1-5a)

 ダビデは宮の建築のために、公的に準備しただけではなく、個人的に率先して莫大な額の献金をしました(3,4)。これはダビデが彼の心から神様の宮を切に慕い求めたからです。どれだけ慕い求めていたのか、神様の宮の門番でもしようとしました。彼は神様を愛していたから、神様の御業のために惜しみなくささげました。

 世の人々は、世の中と自分を愛し、自分の家のためであるなら惜しみなく使います。しかし聖徒たちは神様を愛しているので、神様の御業に惜しみなく献身します。

Ⅱ.全き心を持ち、みずから進んでささげた民(5b-9)

 5節前半部をご覧ください。ダビデはまず自分が手本を見せてから、民たちもみずから進んで神様にささげるように勧めました。王は民たちに献身を教えました。それで全ての一族の長たち、各部族の長たち、千人隊、百人隊の長たち、王の仕事の係長たちは、みずから進んでささげました。金、銀、青銅、鉄をささげ、宝石があるものは宝石をささげました。

 それで民たちはみな喜び、ダビデ王も喜びを禁じえませんでした。神様にささげる生活には天の喜びが臨みます。


祈り:主よ!この時間、利己的な心を悔い改めます。ダビデのように献身的にささげ、天の喜びを味わうように助けてください。

一言:献身する時、喜びが来る。



2006年 02月 18日 (土)

歴代誌第一29:10-19
ダビデの最後の祈り


Ⅰ.全てのものはあなたのものです(10-17)

 11,12節をご覧ください。ダビデは天と地のすべてのものが主に属し、また主によるものであることを歌っています。偉大さと栄えは主によるものであり、富と誉れはみな主の手にかかっています。ダビデは自分の力で王になったり、富と力を得たのではないことを知っていて、今の自分は神様によるものであり、ソロモンも神様によって偉大になることを信じました。

 民たちがささげた献金も、かれらの喜びの心も、神様から始まったものであることを認めました。ダビデは、自分と民たちが本来何者でもないことを認めました。ただ主のものを受け、主にささげたことを知っていました。あなたは本来何を持っていましたか。今のあなたになったのは誰によるものでしょうか。

Ⅱ.ソロモンに全き心をください(18,19)

 ダビデは民たちが神様を覚え立ち帰るように祈ります。ソロモンのためには彼が全き心で、主の御言葉を守り、宮を建てるように祈ります。ここで「全き心」とは、すべての心をささげた献身を意味します。ダビデは、ソロモンが政治や外交がよくできることよりも、御言葉に聞き従って神様の御前に正しく立つように祈ります。


祈り:主よ!私のすべてのものが主によるものであることを告白します。私が心を尽くして、御言葉に聞き従い、使命に忠実であります。

一言:すべてのものは主のものである



2006年 02月 19日 (日)

歴代誌第一29:20-30
王になったソロモン


Ⅰ.非常に大いなる者になったソロモン王(20-26)

 すべての民がソロモンを王として認め、神様の前で油を注ぎ、君主として立てました(22)。ソロモンが王位に着くと栄え、すべてのイスラエルが聞き従い、すべてのつかさたちと勇士たちが服従しました。主がソロモンを非常に大いなる者とされ、彼に威厳をくださいました。

 ソロモンはダビデがウリヤの妻バテシェバによって生んだ二番目の子どもで、エディデヤ(神様に愛される)と名づけました(Ⅱサム12:25)。ソロモンはダビデの悔い改めの実であり、神様の愛と赦しの実です。そのソロモンが王になり、大いなる者になりました。

 神様の前では、悔い改めの実、愛の実が、人の義の実よりももっと尊いのです。

Ⅱ.ダビデの死(26-30)

 ダビデは四十年間イスラエルを統治しました。彼は王となってイスラエルを統一し、その国家を正義と平和で治めました。そのようなダビデは長寿に恵まれ、齢も富も誉れも満ち満ちて死にました。

 彼の生涯は美しく、死も美しいものでした。ダビデは生涯主を喜ばせ、主の御旨を成し遂げるために全身全力しました。


祈り:主よ!私に悔い改めの実を結ばせてくださり、ダビデのように主を喜ばせる人生を生きるように助けてください。

一言:主を喜ばせる生涯は美しい


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