聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅰ[2014]

2014年 01月 22日 (水)

1歴代誌29:1-9
だれか、みずから進んで、主にささげる者はないだろうか

1.私有の金で、全力の限り献金したダビデ(1-5a)
 ダビデは全集団に、「神の宮の建築は人のためのものではなく、神様のためのものである」と宣言しました。そして、彼は個人的に、宮の建築事業に、どのように仕えているのかを、証ししました。彼は、神の宮の建築のために、王としての力を尽くして、準備して来ました。それだけではなく、彼は個人的に、彼の所有の金三千タラント(約102.24t)と銀七千タラント(約242.56t)など、莫大な量の資材を捧げました(3,4)。彼は神様を愛していたので(詩22:6)、神様の御業のために、率先してささげました。神様の御業のために、宝をささげるのに、けちる者は、宝の奴隷になります。
 しかし、神様のために、宝を使う者は、神の御国で、宝を積むようになります(マタ6:20)。
2.みずから進んで、全力で献金する民たち(5b-9)
ダビデは、まず手本を見せ、民たちも、みずから進んで神様にささげるように、勧めました。ダビデは民たちに、神様のために献身する生活を教えました。それで、全ての族長と、全部族の長たち、千人隊長、百人隊長、王の仕事の係長たちは、みずから進んで捧げました。金、銀、青銅、鉄などをささげ、宝石を持っている者は宝石をささげました。それによって、民たちはみな喜び、ダビデ王も大いに喜びました(9)。自分のために、ためこむ生活は苦しみが伴いますが、神様にささげる生活には、天の喜びが臨みます。

祈り:主よ!この時間、私の利己的な心を悔い改めます。ダビデのように、献身的にささげることで、天の喜びを味わうように、助けてください。

一言:献身する時、喜びが来る



2014年 01月 23日 (木)

1歴代誌29:10-19
ダビデの最後の祈り

1.全てのことが、主によるものでした(10-17)
 民たちが、神の宮の建築のために、みずから進んでささげるのを見て、ダビデは大いに喜んで、神様をほめたたえました(10)。彼は、天と地にあるものはみな、主のものであると、歌っています(11)。主権も、冨と誉れも、主によるものであり、人を大きくすることも、強くすることも、みな主の手にかかっていると、告白しました。ダビデは、自分が王になり、冨と誉れ、権力を得たのは、全て神様の恵みによるものであることを知り、感謝しました。また、彼は、自分と民が、みずから進んで神様にささげ物をできたこと自体を、神様の恵みとして受け入れ、神様から受けた物を主にささげただけだ、と告白しました(14)。そうです。私たちが神様を愛し、神様のために何かをささげることができるのは、言いようのない恵みです。
 あなたは、今神様に何をささげていますか。神様にささげることを恵みとして考え、感謝していますか。
2.ソロモンに全き心を与えてください(18,19)
 ダビデは、民が神様にささげ物をしたその心をとこしえに守ってくださり、神様を思う心を変わらないようにしてください、と祈りました(18)。そして、ソロモンに全き心をくださり、主の御言葉を守り、宮を建てさせてください、と祈りました。
 彼は、子どもが冨と誉れを持つことより、神様を愛し、神様に仕える者になるように、祈りました。

祈り:主よ!私の全てのものが主のものです。私が主に受けた物を、主にささげ、心を尽くして聞き従い、使命に忠実であります。

一言:全ての物は主から



2014年 01月 24日 (金)

1歴代誌29:20-30
王になったソロモン

1.非常に大いなる者となったソロモン(20-25)
 主の宮のために献金をし、おびただしいいけにえをささげた後(20,21)、民たちは、前に急いで王に就任したソロモンに油を注ぎ、彼らの王としました(22,1列1:5-37)。著者は、ソロモンが、「主の設けられた王座に着き」、ダビデに代わり、王となって、栄えた、と言っています(23)。
 これは、「ソロモンが、神様がお立てになった王なので、栄えるようになった」という意味です。ソロモンは、ダビデのそばめで、罪の象徴であるバテ・シェバから生まれたことで、ダビデの跡を受け継ぐ資格がありませんでした。
 しかし、神様は、ダビデの悔い改めを喜び、彼に対する愛のしるしとして、ソロモンを与え(2サム12:24,25)、その主権によって、ソロモンを王として立て、イスラエルの目の前に非常に大いなる者とされました(25)。
 神様は、悔い改めの実を大きく祝福してくださいます。また、その主権によって、人をお立てになります。
2.ダビデの死(26-30)
 ダビデは四十年間、イスラエルを治めました。著者は、「彼は長寿に恵まれ、齢も冨も誉も道満ちて死んだ。」と言いました。
 神様を恐れ敬い、神様を喜ばせるために全身全霊を傾ける人は、このように祝福され、美しい生涯を終えるようになります。

祈り:主よ!資格のない者を、イエス・キリストによって、王である祭司として立ててくださり、感謝します。私が生涯、神様を恐れ敬い、喜ばせ、祝福された人生を終えるように、してください。

一言:神様を喜ばせる生活が尊い


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