ダビデはイスラエルのすべてのつかさたち、宦官たち、勇士たちを招集して最後の訓辞を与えます。ダビデは主の宮を建てようとして、材料を準備しました。しかし、神様は彼が戦争でたくさんの血を流したため、そのことを許してくださいませんでした。ダビデを選んでイスラエルの王とした神様は、ソロモンを選んでダビデの王座に着かせ、彼が主の宮を建てると言われました。ソロモンが、神様の命令と定めとを行おうとを固く決心しているなら、神様は彼の王位をとこしえまでも確立してくださると仰せられました。それで、ダビデはイスラエルのすべてのつかさたちに主の命令をことごとく守り、求めるように命じています。ソロモンにも、神様を全き心と喜ばしい心持ちを持ってつかえるように、また、ソロモンが神様を求めるなら、神様は彼にご自分を現して下さり、反対に、神様を離れるなら神様もとこしえまでも彼を退けられる、と警告しました。神様が、ソロモンを主の宮を建てるものとして選ばれたので、ソロモンは勇気を出して神殿を建てなければなりません。
　ソロモンが神様を選んだのではなく、神様が彼を選び、王位を継がせ、神殿を建築する特権をくださったのです。ソロモンは、この恵みを覚え、全き心と喜ばしい心持ちをもって神様に仕えるべきです。私たちが神様を選んだのではなく、神様が私たちを選んでくださいました（ヨハネ15：16）。
　神様は、私たちに、霊的に主の宮を建てる特権を与えてくださいました。私たちがこの恵みを心に刻んで、全き心と喜ばしき心待ちをもって神様に仕えることが出来るように祈ります。
適用：どのように神様に仕えますか

一言：全き心と喜ばしい心持で

　ダビデは、ソロモンに神殿の仕様書を授けました。それは、御霊によりダビデに示されていたすべてのもの、即ち、玄関広間、その神殿、宝物室、屋上の間、内部屋、贖いの間などの仕様書でした。ダビデは、ソロモンに祭司とレビ人の組分けのこと、また、主の宮の奉仕のすべての仕事、主の宮の奉仕に用いるすべての器具について教えました。神殿では金、銀の器具をたくさん使いますが、その器具を作る時に必要な金銀の目方についても説明してあげました。ダビデは、これらすべてが、「自分に与えられた主の手による書き物にある」（19）と言いました。
　ダビデはソロモンに対し、強く、雄々しい心で神殿を建築するように命じます。主がソロモンと共におられ神殿の建築を完成させてくださるので、恐れてはならない、おののいてはならないと励ましました。祭司、レビ人も神殿の建築にともにすること、すべての職人が進んで仕事に当たること、つかさたちとすべての民がソロモンの命令に従うことを話しました。
　神殿は、神様ご自身が直接、設計されたものです。神様は神殿の建築をする人たちと共におられ、すべてのことが完成されるまで、見放さず、見捨てず助けてくださいます。ですから、私たちは恐れてはならない、おののいてはならないのです。強くて雄々しい心で、神様の霊的な教会を建てることに献身することができるように祈ります。

適用：神様がくださった神殿建築の使命をどんな心持ちで担っていますか

一言：強く、雄々しく