聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅰ[2020]

2020年 04月 20日 (月)

歴代誌第一16:1-11(10)
主を慕い求める者

 ダビデは、歌で民に呼びかけています。まず、主が行なわれたすべての奇しい御業を国々の民の中に知らせよと命じています。そして、主の聖なる御名を誇りとせよと言っています。神様は、イスラエルに数々の奇しい御業を成されました。その中でも忘れてはいけないのは、エジプトの圧制から救い出し、今に至るまで真実に導いてくださった御業です。数々の奇蹟を覚えて主の聖なる御名を誇りとする時、感謝と賛美に包まれます。ダビデはこの事実を国々の民に知らせることによって、世界中の人たちが、生きておられる神様、救い出してくださる神様を仰ぎ見て、主のもとに戻って来ることを願いました。
 次に、ダビデは三つのことを慕い求めよと言っています。一つ目は、主ご自身です。私たちが心から切実に慕い求めなければならないのは主だけです。主を慕い求めれば心に喜びが湧き出ます。この世が与える喜びとは比べものになりません。二つ目は、その御力です。私たちが尋ね求める神様は、不可能なことは一切ない全能の神様です。どうにもできない問題の前で、御力を尋ね求める者に知恵と力を与えてくださいます。私たちは主が下さる力によって乗り越えることができます。三つ目は、御顔です。常に主と主の御言葉を愛して口ずさみ、主とともに歩む人生を生きることです。絶えず御顔を慕い求めて生きる人は、誘惑と試練が相次ぐ世の荒波の真っただ中にいても、圧倒的な勝利者となります。

適用:世に勝つ者とは誰でしょう

一言:主を慕い求める者



2020年 04月 21日 (火)

歴代誌第一16:12-43(36)
ほむべきかな。とこしえからとこしえまで

 ダビデは「ほむべきかな。イスラエルの神、主。とこしえから、とこしえまで。」と歌って賛美を締めくくっています。イスラエルとの契約のゆえに奇しい御業を行われた神様は、とこしえからとこしえまでほむべきお方です。「とこしえから、とこしえまで」とは初めから終わりまでという意味ですが、人には、はかりしれない無限の時間を表しています。神様はとこしえからおられ、とこしえまでおられるお方です。とこしえから、とこしえまでほめたたえられるべき方は、ただ主だけです。神様が行われた奇しい御業の数々を思い出してみましょう。感謝と賛美を捧げずにはいられなくなるはずです。とこしえからとこしえまで主をほめたたえましょう。

適用:主の恵みといつくしみがありますか

一言:とこしえからとこしえまでほめたたえましょう


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