聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅰ[2020]

2020年 06月 16日 (火)

歴代誌第一17:1-15(8)
どこに行っても、あなたとともにいて

 ダビデは預言者ナタンに言いました。「私が杉材の家に住んでいるのに、主の契約の箱は天幕の下にある(1)」。このように言うダビデの心には、主の家を建てたい強い願いがありました(2-4)。しかし、神様は主の家を建てないように言われます。イスラエルをエジプトから連れ上った日から今日まで、主は家に住んだことはなく、家を建てるように言ったこともありませんでした(5,6)。主はダビデを、羊の群れを追う牧場から取り、王としました。そして、「あなたがどこに行っても、あなたとともにいて」と約束してくださいました(7,8)。神様は神殿の中にだけおられる方ではありません。ダビデがどこに行ってもともにおられる方です。牧場で羊の群れを追う時も、杉材の家に住んでいる時も、敵と戦う時もともにおられます。彼の前で彼のすべての敵を絶ち滅ぼし、地の大いなる者たちの名に等しい名を、ダビデに与えてくださった方です。
ところが、時になると主が一つの家を建てます(9,10)。ダビデの息子の中から、世継ぎの子を起こし、彼の王国を確立させます。彼が主のために一つの家を建てます(11,12)。以前には王座が取り去られることがありましたが、彼の王座はとこしえまでも堅く立ちます(13,14)。神様はダビデが願っていた通りに主の家を建てることを許しませんでしたが、ダビデの心を知っておられました。永遠に主とともに歩みたいのがダビデの真心でした。


適用:どんな真心を持って働いていますか

一言:どこに行っても主とともに歩むことを願います



2020年 06月 17日 (水)

歴代誌第一17:16-27(25)
祈る勇気を得たのです

 将来起こる、驚くべき約束を受けたダビデは何をしましたか。主の前に出て、座して祈りました(16)。今まで与えられてきた恵みさえも大きかったのに、それを小さなこととし、はるか先のことまで告げてくださった主に、ダビデは何も申し上げることができませんでした(17-19)。神様が羊の群れを追う牧場からダビデを取り、イスラエルの君主としたことも驚くべきことですが、イスラエルになさったことは更に驚くべきことでした。神様はイスラエルをご自分の民として贖い、大いなる恐るべきみわざによってご自分の名を置き、エジプトから贖い出したイスラエルの前から異邦の民を追い払われました。そして、イスラエルを、とこしえまでもご自分の民とされました(21,22)。ダビデは神様が自分と自分の家について言われ、行われたことと、イスラエルの民に言われ、行われたこととを覚えて祈ります。「今、主よ。あなたが、このしもべとその家についてお語りになったことばを、とこしえまでも真実なものとし、お語りになったとおりに行ってください。こうして、あなたの御名がとこしえまでも真実で、大いなるものとなり、『イスラエルの神、万軍の主は、イスラエルの神である』と言われますように。あなたのしもべダビデの家が、御前に堅く立ちますように(23,24)」。ダビデは自分がどんな者であったかを考える時、何も申し上げることができませんでした。しかし、神様が与えてくださった御言葉を思い出し、神様が行われたことを思い出した時、祈る勇気を得ました(25)。神様の祝福に感謝し、神様をほめたたえることができました(26,27)。


適用:主があなたにくださった御言葉と行われたことは何ですか

一言:祈る勇気を得た


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