聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅱ[2003]

2003年 03月 04日 (火)

歴代誌第二6:1-17
主は、お告げになった約束を果たされたので

Ⅰ.イスラエルの神、主はほむべきかな(1-11)
 ソロモンが神様のために宮を建てました。それは大きく誇らしいことでした。しかしソロモンはそれを自分の誇りとしませんでした。ただ、「神様がダビデに話された御言葉を成し遂げられた」と言って神様を賛美しました(4)。彼は大きなことをした後、神様に栄光をささげました。
 神様は宮を建てようとしたダビデに話されました。「あなたの腰から出るあなたの子どもが、わたしの名のためにその宮を建てる。」(9)神様はこの約束の御言葉の通りに成し遂げられました。神様は約束され、約束通りにされる方です。
Ⅱ.ダビデにされた約束を守ってください(12-17)
 今ソロモンは主の祭壇の前で両手を差し伸べて祈りました。彼は心から主の前で行なう主のしもべたちに約束を守り恵みを施される神様を信じました。この信仰に頼って、彼は神様がダビデにくださった約束の御言葉を思い起こさせました。「あなたがわたしの前に歩んだように、あなたの子孫がその道を守り、わたしの律法に歩みさえするなら、あなたには、イスラエルの王座に着く者が、わたしの前から、絶えることはない。」(16)そしてこの約束の御言葉に頼って祈りました。「今、イスラエルの神、主よ。あなたのしもべダビデに約束されたみことばが堅く立てられますように」(17)。

祈り:主よ!主は約束された御言葉を真実に成し遂げられる方であることを悟り賛美します。私がこの主に栄光を捧げるように助けてください。

一言:真実な神様



2003年 03月 05日 (水)

歴代誌第二6:18-42
主よ。あなたのしもべが御前にささげる叫びと

 本文は宮が完成した後、ソロモンが神様に捧げた祈りです。彼は大きく華やかな宮であっても受け入れることができない神様の偉大さを賛美した後、民たちのためにとりなしの祈りを捧げました。
Ⅰ.主の民のためのとりなしの祈り(19-42)
 ソロモン王は人の弱さをよく知っていました。それで、「罪を犯さない人間はひとりもいない」と告白しています(36)。彼はまた、神様は正しい方であることをよく知っています(23)。それで罪を犯した民を、神様がいろんな災いで懲らしめられることを知っています。神様は、時には戦争で負けさせ、ききんや、疫病や、敵国に捕虜に引いて行くことで、その民を懲らしめられます。
 しかしソロモンは、罪を犯した民を懲らしめられますが、彼らがあやまちを悟り立ち返り罪を悔い改めれば、彼らの罪を赦してくださる赦しの神様であることを信じました。それで彼はこの神様を信じ、主の民のためのとりなしの祈りを捧げました。「あなたのしもべとあなたの民イスラエルが、この所に向かってささげる願いを聞いてください。あなたご自身が、あなたのお住まいになる所、天からこれを聞いてください。聞いて、お赦しください。」
Ⅱ.異邦人のための祈り(32,33)
 ソロモンはユダヤ人のためにだけ祈ったのではなく、異邦人のためにも祈りました。たとえ異邦人であっても、彼らが主なる神様の御名を呼び、神様に祈るならば、彼らの祈りを聞いて答えてくださることを求めました。

祈り:主よ!この世が主に罪を犯し多くのわざわいを受けています。彼らが主に立ち返り、悔い改めるように助けてください。

一言:主よ、私たちの罪を赦してください。


<<(1)    前のページ(3)    4    次のページ(5)    (28)>>

聖書別日ごとの糧