聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅱ[2003]

2003年 03月 08日 (土)

歴代誌第二10:1-19
限りなく傲慢なレハブアム

Ⅰ.全イスラエルの要求(1-4)
 ソロモン王が死ぬと、民たちはレハブアムを王とするためにシェケムに集まりました。その時、民たちはソロモン王の顔を避けてエジプトに逃げていましたが、戻って来てヤロブアムを呼びました(参照.Ⅰ列11:26-43)。そして皆一緒にレハブアムに出て行って嘆願しました(4)。それはソロモンが民たちに負わせた重いくびきを軽くするものでした。これは民として当然の嘆願でした。そして今は宮の建築と宮中の建築が終わったので民のくびきを軽くするのは当然のことでした。ところがレハブアムは民の嘆願を受け入れませんでした。
Ⅱ.限りなく傲慢なレハブアム(5-19)
 レハブアムはその問題を解決するためにまずソロモンに仕えていた長老たちと議論しました。長老たちは民のくびきを軽くするのが良いと言いました。しかしレハブアムは長老たちの助言を退け、自分と一緒に育った若者たちと相談しました。10,11節をご覧下さい。若者たちは限りなく傲慢な言葉を発しました。ところがその言葉が青年やレハブアムの自尊心を満足させました。レハブアムは若者たちの言葉を聞き入れ、民のくびきをさらに重くすると言いました。レハブアムは限りなく傲慢でした。
 このような傲慢の結果はどうでしょうか。16-19節をご覧下さい。傲慢は民たちの間に分裂を引き起こしました。傲慢は滅亡の先立ちです。

祈り:主よ!民の指導者が傲慢にならないように助けてください。謙遜に知恵ある言葉に耳を傾けるように助けてください。

一言:傲慢は滅亡の先立ちです。


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