聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅱ[2006]

2006年 03月 05日 (日)

歴代誌第二16:1-14
主を忘れてしまったアサ王


Ⅰ.人の助けを求めたアサ王(1-6)

 アサの治世の第三十六年に、イスラエルの王バシャがエルサレムの北方6キロ地点に位置するところに、ラマの町を築きました。バシャはここを要塞化し、北イスラエルの民がユダに往来できないようにしただけではなく、ユダ征服の前進基地にしようとしました。アサと南ユダは危機を迎えるようになりました。その時アサ王は前のように祈らなければなりませんでした。しかし彼は祈る代わりに、主の宮と王宮との宝物倉から銀と金を取り出し、アラム王に送り届け、助けを求めました。彼は、政治的に、軍事的に、知恵を持って処理したと思ったに違いありません。しかしそれは神様を悲しませました。彼はクシュ王百万の大軍を退け、勝利するように助けられた神様を覚えませんでした。彼は信仰の教訓を忘れました。彼が神様に頼らず、人に頼り始めたことで、アサ王国には悲劇が始まりました。

Ⅱ.アサ王の最後(7-14)

 その時、予見者ハナニがアサ王をとがめました。アサ王の愚かな行ないを指摘し、戦争の災いを警告しました。その時彼は当然悔い改めるべきでした。しかし傲慢になったアサ王は悔い改めるどころか、予見者を投獄しました。彼は後に両足とも病気にかかりました。その時も彼は神様に祈らず、医者にだけ頼りました。結局彼はその病で死にました。アサ王は出発は良かったのですが、最後は良くありませんでした。


祈り:主よ!アサ王を通して、恵みを最後まで覚えることがどれだけ大切なことであるのかを学びました。

一言:恵みを最後まで覚える


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