聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅱ[2006]

2006年 03月 07日 (火)

歴代誌第二18:1-11
正しい言葉を聞くことを嫌うアハブ王


Ⅰ.ヨシャパテ王の歴史的なあやまち(1-3)

 神様に心から従ったヨシャパテ王は強大な国家を立ち上げるようになりました。ところが彼は子孫たちに悪影響の種を残す大きな失敗をするようになりました。彼は偶像崇拝者アハブ王の娘と結婚し、縁を結ぶようになりました。これによって、ヨシャパテ王の継承者たちは偶像崇拝者になり、結局ユダは滅亡の道を歩むようになりました。祝福の時、更に目を覚ましていなければならない理由がここにあるのです。

Ⅱ.正しい言葉を聞くことを嫌うアハブ王(4-11)

 北イスラエルのアハブ王はラモテ・ギルアデを打とうと、ヨシャパテ王の助けを求めました。アハブ王の頼みごとを聞いたヨシャパテ王は参戦することに同意しました。それでもヨシャパテ王は信仰がありました。ヨシャパテ王は戦争をする前に、まず神様の御旨がどうであるのか、尋ねて見ることを提案しました。それでアハブ王が預言者四百人を集めて尋ねました。彼らは「神は王の手にこれを渡されます。」とアハブ王の心を喜ばす預言をしました。彼らは恐らくバアルの預言者だったようです。彼らには真理も真実もありませんでした。その偽りの言葉にヨシャパテ王は満足することができませんでした。その時預言者ミカヤがいましたが、ミカヤはアハブ王にとっていつも悪いことばかり預言していたので、王は彼の言葉を聞くことを嫌いました。真理の声を拒み、耳障りの良い言葉だけを聞こうとする者は、アハブ王のように滅びるようになります。私たちは痛みと犠牲があっても、真理の言葉を聞かなければなりません。


祈り:主よ!私が真理の御言葉に耳を傾けるように助けてください。

一言:良薬口に苦し



2006年 03月 08日 (水)

歴代誌第二18:12-34
神様の御言葉だけを伝えるミカヤ


Ⅰ.神様の御言葉だけを伝えるミカヤ(12-27)

 王が遣わした使いは預言者ミカヤに、王が喜ぶことを話すように、告げました。しかしミカヤは神様が話されることを告げると言いました(13)。彼は、神様が教えてくださったように全ての預言者たちが偽りを話すと告発し、アハブ王が今度の戦争で死ぬことを預言しました。ミカヤは、全ての人が王にへつらって偽りを話す雰囲気の中で、一人で真実を話す勇気ある預言者でした。

 そのため預言者ミカヤは頬をなぐられ、獄屋に入れられ、わずかなパンを食べ、わずかな水を飲まなければならなくなりました(23-26)。しかし彼はそれを恐れませんでした。偽りと不義がはびこる世で、真理を話し、真理のために苦難を担う者を、一人でも見ることは本当に幸いなことです。

Ⅱ.ミカヤの言葉通り死んだアハブ王(28-34)

 結局アハブ王は自分の考えで、ラモテ・ギルアデに攻め上りました。王は自分を隠すために、王服を脱いで変装し、兵士たちの中に入って行きました。ギルアデ軍はアハブ王を見つけることができませんでした。ところがアラム王の一人の兵士が何げなく弓を放つと、矢が変装したアハブ王の胸当てと草摺の間を射抜きました。結局アハブ王は死にました。ミカヤの言葉がそのまま成就しました。人がいくら逃れようとしても、神様の御手から逃れることができません。


祈り:主よ!時代と妥協せずに真実を話し、真理のために苦難を受ける預言者ミカヤを見習うように助けてください。

一言:真実を話すことができる勇気


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