聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅱ[2006]

2006年 03月 12日 (日)

歴代誌第二22:1-12
望みの種を育てた信仰の女


Ⅰ.悪女アタルヤ(1-10)

 ヨラムが死ぬと、末子のアハズヤが王になりました。彼の母親の名はアタルヤであり、アハブの娘でした。アタルヤは息子をそそのかし、王家の道を歩ませました。アハズヤは北イスラエルのアハブの息子ヨラムと同盟を結び、アラム王ハザエルと戦いました。この戦闘でヨラム王は大きな傷を受けるようになりました。アハズヤがヨラム王の見舞いに行った帰り、エフーに殺されてしまいました。神様はエフーを立てて、彼を罰せられました。

 その母親のアタルヤが息子の死んだのを見て、ユダの王家の種を根絶やしにしようとしました。ついに彼女が王権を握るようになりました。ダビデのともしびは消えてしまったかのように思われました。

Ⅱ.信仰と勇気を持った女エホシェバ(11,12)

 エホシェバは王の娘であり、祭司エホヤダの妻でした。彼女はアハズヤの子、幼い甥のヨアシュを、殺される王の子たちの中から寸前のところで救い出しました。そして幼いヨアシュとそのうばとを寝室に隠し、アタルヤから保護しました。エホシェバは六年間幼い王子ヨアシュを神様の宮に隠して育てました。その時までアタルヤが国を治めていました。ダビデのともしびは消えてしまったかのように思われましたが、消えていませんでした。信仰と勇気を持った信仰の女によって、神様の望みの種は育っていました。信仰のある一人の女が神様の御業に与えた影響がいかに大きなものであるのかを見ることができます。


祈り:主よ!この国に多くの信仰の女を送ってください。

一言:救いの御業に用いられた信仰の女


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