聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅱ[2006]

2006年 03月 16日 (木)

歴代誌第二27:1-9
自分の道を確かなものにしたヨタム


Ⅰ.自分の道を確かなものとしたヨタム

 ヨタムは二十五歳で王となり、十六年間統治しました。彼の先王たちは統治初期には主の目にかなうことを行ないましたが、王権が堅くなると、傲慢になり、愚かな道を歩みました。しかしヨタムは先王たちの善政は見習い、過ちは繰り返しませんでした。ウジヤのように主の神殿にはいるようなことはしませんでした。彼は主の目にかなうことを行ない、自分の道を確かなものとしました(2,6)。これによって彼は神様の祝福を受け、次第に強くなりました。彼の偉大な点は最後まで世と妥協せずに神様の前で正しく行なったことです。

 歴史の鏡を通して、私たち自身を顧みることが大切なのです。歴史の教訓を受けた者は過去の先祖たちの過ちを繰り返さず、神様の前で自分の道を確かなものとすることができるのです。

Ⅱ.立ち返らない民

 ヨタムは主の宮の上の門を立て、オフェルの城壁を多く増築しました。またユダの山地に町々を立て、強固な城壁とやぐらを築きました。それだけではなくアモン人との戦いで勝利を収めました。隣国は彼を恐れ貢物をささげました。彼の統治する間、国力と経済力は強くなりました。しかし民はむしろ悪を行ないました(2)。国力と経済力が民の心を正しくしたり、立ち返らせることができませんでした。これはすでに指導者の行ないによって影響を受けたユダの民の罪が取り返しがつかないくらいに内部から腐敗していたことを話してくれます。


祈り:主よ!私に、最後まで正しい道を歩く者になるように助けてください。

一言:最後まで、正しい道を


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