聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅱ[2006]

2006年 03月 23日 (木)

歴代誌第二36:1-23
ユダの滅亡


Ⅰ.強大国によって羞恥を受けるユダ(1-10)

 ヨシヤはユダの王たちの中で最後の信仰人でした。ヨシヤの後を継いでエホアハズが王になりましたが、エジプトの王によって退けられ、エジプトに連れて行かれました。次にエジプトの王によって王位についたエホヤキムはバビロンによって退けられ、バビロンに連れて行かれました。その次のエホヤキンも三ヶ月と十日目でバビロンに連れて行かれました。ユダは主権を失い、周辺の強大国によって羞恥を受けました。神様は周辺の列強たちを杖とされ、ユダを懲らしめることで、その民が神様に立ち帰ることを願われました。しかし彼らはむしろ主の目の前に悪を行なったことで、滅亡を招きました。

Ⅱ.神様の御言葉を侮ったユダ(11-23)

 ユダの最後の王ゼデキヤは繰り返される悲劇を見ても、主の目の前に悪を行ないました。彼は預言者エレミヤの言葉を無視し、主の前にへりくだりませんでした(12)。王が堕落した時、祭司から民まで異邦の全ての忌み嫌うことを見習い、エルサレム神殿を汚しました。神様はその民を惜しまれ、絶えず神様のしもべたちを遣わされました。しかし彼らは神様のしもべたちを笑いものとし、御言葉を侮りました。それによって彼らは神様の怒りを積み上げるようになり、さらに堕落し、いやされることがないまでになりました。結局ユダはカルデヤ人の王によって滅ぼされました。選ばれた民であっても、最後まで悔い改めない時は、さばきを受けます。


祈り:主よ!私が神様の懲らしめの前で、すぐに悔い改め、立ち帰ることができるように、謙遜と悔い改めの心をください。

一言:懲らしめられる神様


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