聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅱ[2020]

2020年 08月 10日 (月)

歴代誌第二4:1-5:1(19,20)
宮の器具の製作

 ソロモンは、宮の建物の工事に続いて、宮で用いられるあらゆる物を作りました。青銅で作った祭壇は、いけにえを焼いて献げ、香をたくために作られた壇です。青銅の「海」は、祭司とレビ人たちがいけにえを献げる前に、きよめの儀式を行なうために必要な水をためておく容器です。青銅の海は、十二頭の牛の上に据えられていました。牛は、「聖なるものとする働き」を象徴しています(ヘブ9:13)。牛の犠牲を通して私たちの罪をきよめ、神様に出て行くことができるようになりました。今日、私たちは、贖いの供え物であるイエス様の血の力に頼って、神様に進み出ることができるようになりました(ヘブ9:12)。十個の燭台は、暗い世の中を照らす神様の御言葉を意味します。私たちは、世の光として、暗い世の中に福音を宣べ伝え、聖なる生活をもって手本を見せなければなりません。十個の机は、臨在のパン(供えのパン)を載せておくものです。いのちのパンであるイエス様は、私たちの本当のパンです(ヨハ6:48)。
 ツロ人フラムは最高の材料で、心を込めて宮の器具を作りました。ベツァルエルとオホリアブが、心を尽くして聖幕を作ったように(出36章)、フラムもソロモン王のために、最善を尽くして宮の器具を作りました。ソロモンは宮の器具を作るのに、測り知れないほどの莫大な青銅を鋳造しました。金も惜しみませんでした。それほど、心を込めて鋳造しました。
 ソロモンが宮の建築のために作ったすべての工事が終わり、宮のいけにえを献げることで、神様に出て行く道が開かれました。イエス様が、「完了した」と言われ、十字架で死なれることで、神様に至る新しい生ける道が開かれるようになりました(ヘブ10:20)。私のために、完全なる贖いを成し遂げられた主の恵みを考える時、私自身を聖なる、生きたささげものとして、主に献げることができます。(ロ-マ12:1)。


適用:どんな姿勢で神様に仕えているのか

一言:従順と忠実


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