聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅱ[2020]

2020年 08月 11日 (火)

歴代誌第二5:2-14(14)
神の宮に満ちた神様の栄光

 ついにソロモンは宮の建築を終わらせました。最後に、主の契約の箱を至聖所に運び入れることだけが残りました。主の契約の箱は、シオンの町の、ダビデが立てておいた天幕の中に四十年あまりの間、安置されていました。この箱を担いで運ぼうとする時、ソロモンは恐れを抱いたことでしょう。過去、父ダビデは箱を移すことを簡単に考え、決まり通りに行わなかったため、多くの懲らしめを受けました。ソロモンはすべての部族のかしらたちを集め、会議をし、適法に箱を移すことを始めました。レビ人が、箱と宮のすべての器具を担いで運びました。ソロモンは神様の恵みと助けを求め、数多くの羊と牛を、いけにえとして献げました。ついに、祭司たちが主の契約の箱を、至聖所のケルビムの翼の下に運び入れました。
 箱の中には、十戒の二枚の石板のほかは何もありませんでした。箱が安置されると、歌い手であるレビ人たちが亜麻布を身にまとい、楽器を手にし、ラッパを吹き鳴らして、神様を賛美しました。すると、主の宮に雲が満ちました。この雲は神様のご臨在を表します。神様が彼らの宮の奉献式を受け入れ、共におられることを表されました。神の宮は、主の栄光に満ち、祭司たちは立って仕えることができませんでした。過去、イスラエルはエジプトから出て、神様がモ-セに示されたとおりに聖幕を造り、契約の箱を安置した時も、同じでした。雲が会見の天幕をおおい、幕屋に満ちたので、モ-セは会見の天幕に入ることができませんでした(出40:34,35)。神様が荒野で、モ-セとイスラエルと共におられたように、今、ソロモンとイスラエルと共におられます。神様の民は、神様が共におられ、神様がその中心におられるので、神様の民らしく生きることができます。今日、神様は私たちにいのちの御言葉をくださり、御霊として共におられます。御言葉を私自身、また私たちの集まりの中心におき、御霊の導きを受けることができるよう、祈ります。


適用:私たちの中心はどこにあるのか

一言:神様の御言葉


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