聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅱ[2020]

2020年 08月 15日 (土)

歴代誌第二7:1-22(19,20)
わたしの掟と命令を捨てると

 ソロモンが祈り終えると、天から火が下って来て、全焼のささげ物と数々のいけにえを焼き尽くしました。これは、神様が彼の祈りを喜んで聞いてくださったことを意味します。イスラエルのすべての人々は、火が下り、主の栄光が主の宮に満ちたのを見て、膝をかがめて顔を地面の敷石に付け、伏し拝んで、主をほめたたえました。ソロモン王は牛二万二千頭と羊十二万匹を献げ、神の宮を奉献しました。この祭りは七日間行われ、続いて七日間、仮庵の祭りが行われました。ソロモンは全イスラエルの非常に多くの会衆と一緒に、この祭りを盛大に行いました。
 祭りが終わって民は皆帰りました。その夜、主はソロモンに現れました。災いの時、自らへりくだり、祈りをささげ、御顔を慕い求めてその悪の道から立ち返るなら、その祈りを聞いて罪を赦し、その地を癒やしてくださると約束されました。そして、主の目と心はいつも宮にあると言われました。また、父ダビデが歩んだように、ソロモンが主の前に歩み、主の命じたことすべてをそのまま実行し、主の掟と定めを守るなら、その王座を確立すると約束されました。
しかし、もし背いて掟と命令を捨て去り、ほかの神々に仕え拝むなら、主が与えた地から根こそぎにし、聖別した主の宮も投げ捨て、これをすべての民の間で物笑いの種とし、嘲りの的とすると言われます。この御言葉は、申命記28章で主のすべての命令を守り行うなら祝福されるが聞き従わないなら呪われると言われた内容と酷似しています。
神殿は、人々が主の掟と命令を守る時に意味があるのであり、聞き従わないなら何の意味もありません。従順のない形だけの神殿を絶対視するのは、神殿の偶像化であり、イエス様の時代にユダヤ人たちが犯した代表的な罪の一つです。ソロモンは神殿を完成したことで油断してはいけません。今後、御言葉を聞いて守ることに励まなければなりません。


適用:祝福と恵みの中で生きることを願いますか

一言:御言葉を慕い求め、守りましょう


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