聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅱ[2020]

2020年 10月 04日 (日)

歴代誌第二 11:1-23(17)
レハブアムが三年の間、王権を強固にできた理由

 レハブアムは、ダビデとソロモンの道を歩むべきでした。ダビデの道とは、王である主に聞き、徹底的に主に頼ることです。レハブアムは、十八万の戦士を召集し、北イスラエルと戦い、統一しようとしました。このようなことは、まず主に聞いて、主のことばがあった後に行うべきです。しかし、彼は、主に聞かずに、急いでイスラエルと戦おうとしました。すると、主はシュマヤに「あなたがたの兄弟たちと戦ってはならない。わたしが、こうなるように仕向けたのだから」と行軍を中止させました。その後、レハブアムは十五の町々を建て、防備を固めました(5-12)。これは反乱の余地がある地方勢力をけん制し、中央管理体制を築き、王国の安全を図るためでした。レハブアムにとって幸いだったことは、イスラエル全土の祭司たちとレビ人たちが、すべての地域から出て来て、彼の側についたことでした。ヤロブアムが自分の政治力強化のために、主の祭司たちの職を解き、勝手に祭司を新しく任命して偶像に仕えさせたので、彼らは主にいけにえを献げようとエルサレムに来たのです。彼らは三年の間、ユダ王権を強固にし、レハブアムに力添えをしました。彼らがダビデとソロモンの道を歩んだからでした。主と主の宮のための国にしました。18節から23節は、レハブアムの家族のことです。二十八人の息子、六十人の娘をもうけ、各地方に派遣しました。ダビデはすべてのことにおいて主のみことばに聞き従いました。しかし、レハブアムは自分の権力維持のために、自分に都合の良いことを賢く行い、子どもや民たちさえも利用しました。


適用:私たちはいつ強くなるのか

一言:自分のためにするときではなく、主のみことばに聞き従うとき


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