聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅱ[2020]

2020年 10月 11日 (日)

歴代誌第二 18:1-11(4)
まず、主のことばを伺ってください

 ヨシャファテには、富と誉れが豊かに与えられ、彼はアハブと姻戚関係を結びました。 2年後にヨシャファテがアハブを訪問したとき、アハブはごちそうを施した後、ラモテ・ギルアデを攻略しようと提案しました。それでヨシャファテは「結婚同盟を結んだのだから、軍事同盟を結ぶのは当然だ」と彼と一緒に戦うと言いました。そして一つのことを提案しました。「まず、主のことばを伺ってください。」それでイスラエルの王は、預言者400人を集めて、戦争するべきか、それともやめるべきかを尋ねました。彼らは皆、王の機嫌を取るために、攻め上るなら神がその町をあなたの手に渡されるだろうと嘘をつきました。特に、ゼデキヤは鉄の角を作って、これらの角でアラムを突いて絶ち滅ぼさなければならないと神様が言われた、と告げました。しかしヨシャファテは、決定を下す前に、彼らの他に尋ねる預言者がいないか探したので、アハブ王は預言者ミカヤに言及しました。ところが、ミカヤは常にアハブについて良いことは預言せず、悪い事だけを預言するので、アハブ王は彼を嫌っていました。ヨシャファテは「王よ、そういうふうには言わないでください。」と応答してから、ミカヤのアドバイスを聞くことにしました。
 リーダーは、私的な感情に左右されたり、お世辞の言葉に惑わされたりしてはいけません。まず、神様に出て行って、神様のみこころが何かを尋ねなければなりません(ローマ12:2)。また、自身の意志と異なっても、神様のみこころを真実に大胆に述べることができる人の意見を、謙遜に聞いて受け入れるべきです。


適用:願う言葉だけ聞こうとしますか

一言:苦い言葉も聞こう



2020年 10月 12日 (月)

歴代誌第二18:12-34(13)
告げられることを、そのまま述べよう

 ミカヤを呼びに行った人が、「預言者たちは口をそろえて、王に対して良いことを述べています。どうか、あなたも彼らと同じように語り、良いことを述べてください」と勧めました。しかし、ミカヤは「私の神が私に告げられることを、そのまま述べよう。」と断固として断りました。実際にミカヤは、アハブの前に立ったとき、大胆に神様が告げられたことを言いました。その内容は、アハブが戦死することによって、イスラエルは羊飼いがいない羊のように散るという警告です。また、アハブが滅びる理由は、神様が彼を殺すと決めた天使を遣わし、偽りを言う霊を王のすべての預言者の口に授けられたからであることを悟らせてくれました。アハブ王は、今ここで、ミカヤの苦言を呈す預言を聞いて、悔い改めなければなりませんでした。しかし、彼はむしろ、ミカヤを牢に閉じ込めてわずかなパンと水だけを与えました。また、ラモテ・ギルアデの戦いで何とか生き残るために、自身は変装をしてヨシャファテは王服を着るように小策を弄しました。しかし、アハブ王は、ある一人の兵士が何気なく弓を引くと、大けがを負って日が暮れるまで耐えましたが、結局は悲惨な最後を遂げました。こうして、神様の御言葉はそのまま行われました。人はいくらでも欺くことができるかもしれませんが、神様の目は決して避けられません。神様を恐れることは、知識の初めであり、人の本分を保ちます。愚かな者は知恵と訓戒の言葉を蔑んで滅びます。


適用:どんなメッセンジャーになりたいですか

一言:御言葉をそのまま伝えよう


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