聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅱ[2020]

2020年 11月 08日 (日)

歴代誌第二22:1-12(4)
アハブの家の教えに従ったアハズヤ

 エルサレムの住民がヨラムの末子アハズヤを選んで、王位につかせました。アハズヤはエルサレムで、一年間治めました。彼は、母アタルヤの影響を受け、アハブの家の人々のように、悪を行ないました。アハズヤは、アハブの息子であるイスラエルの王ヨラムと連合して、アラムの王ハザエルと戦うために出て行きました。ラモテ・ギルアデの戦闘で、アラム人たちがヨラムに負傷を負わせましたが、彼は傷を癒すために、イズレエルに帰って行きました。アハズヤがヨラムを見舞いに、イズレエルに行きました。そこで、彼はアハブの家をさばいたエフーに出会いました。エフーはユダの首長たちとアハズヤの親戚たちを見つけて、彼らも殺しました。アハズヤはサマリアに身を隠していましたが、見つかって、エフーのもとに引いて来られました。エフーはアハズヤを殺しました。アハズヤの母アタルヤは、自分の子が死んだと知ると、自分が統治者になるために、ユダの家に属する王の一族全員を滅ぼし始めました。ところが、彼女の悪だくみは失敗します。エホシェバがアハズヤの子ヨアシュを救い出しました。ヨアシュは、アタルヤが治めた六年の間、神の宮に身を隠していました。
 誰の影響を受けて育つかは、大変重要なことです。アハズヤが王として、祖父や思慮深い首長たち、祭司たちの忠告によく耳を傾けていたなら、悪い王にはならなかったことでしょう。しかし、アハブの家がたくらんだ時、彼らの教えに従いました。悪いヨラム王と友だちとして交わりました。それによって、結局は破滅するようになりました。しかし、彼は他人にその責任を負わすことはできません。他人から悪影響を受けたとしても、結局、本人が責任を負わなければならないからです。


適用:誰の影響を受けているのか

一言:よい人


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