聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅱ[2020]

2020年 11月 10日 (火)

歴代誌第二24:1-14(12)
主の宮を修繕したヨアシュ

 ヨアシュは七歳で王位に着き、四十年間、治めました。彼は、祭司エホヤダが生きている間は、主の目にかなうことを行ないました。彼は主の宮を新しくすることを志し、祭司とレビ人を集めて、民たちから金を集めるように、命じました。レビ人たちがそのことを急がないでいると、エホヤダを呼んで、急いでそのことを行なうように、と催促しました。ヨアシュには、早く主の宮の修繕を終わらせようとする情熱がありました。彼は献金箱を作り、主の宮の門の外に置きました。モーセが定めた税金を納めるように、と布告すると、全ての首長たちと民たちは喜んでささげました。箱がお金でいっぱいに満たされると、レビ人たちがその箱を王の書記のところに持って行きました。管理人がお金を出した後、その箱をもとの位置に置きました。このことを繰り返して、多くのお金を集めました。ヨアシュとエホヤダはそのお金を主の宮の奉仕の働きをする者に渡しました。彼らは、石切り工と大工、鉄と青銅の職人を雇いました。彼らは熱心に働き、主の宮の修繕は順調に進んで行きました。ついに、神様の宮が元の通りに建てられ、補強されました。ヨアシュは主の宮の修繕を終え、残ったお金で主の宮に使う用具を造らせました。エホヤダが生きていた間、主の宮では、絶えず全焼のいけにえが献げられました。
 ヨアシュは、エホヤダの生前に、彼から良い影響を受け、神様によく仕えました。主の宮の修繕に熱心であり、このような彼に民たちは従いました。指導者が純粋な心で、神様の御業に熱心である時、人々は心から協力的になります。私たちが良い牧者をそばに置く、祝福された者になるように、祈ります。また、私たちがほかの人々の良い牧者になるように、祈ります。


適用:神様の御業に熱心ですか

一言:情熱のある指導者



2020年 11月 11日 (水)

歴代誌第二24:15-27(22)
主がご覧になって

 エホヤダは百三十歳で死に、ダビデの町に王たちと葬られました。ところが、エホヤダが死ぬと、ヨアシュの周りにずるがしこい首長たちがすり寄って来ました。彼らは巧妙に王の関心を買いました。すると、主の宮を修繕するのに熱心だったヨアシュが、彼らの言うことを聞くようになり、アシュエラと偶像に仕え始めました。それで神様はお怒りになり、預言者たちを遣わし、戒めましたが、彼は聞きませんでした。祭司エホヤダの子ゼカリヤが神の霊に満ち、彼らの罪を咎めました。「あなたがたは、なぜ主の命令を破り、繁栄を逃すのか。あなたがたが主を捨てたので、主もあなたがたを捨てられた。」すると、王と官吏たちは、ゼカリヤを石で打ち殺しました。ゼカリヤは死ぬ時、「主がご覧になって、責任を問われますように」と主の裁きを祈りました。
 年が改まると、主はアラムによって、ユダを倒されました。神様は、うわべだけ神様の民で、実際は偶像崇拝に陥っていたユダに対し、敵対され、アラムに負けるようにされました。神様がユダの大敵になるなら、いくら軍事力が優れていても、何の役にも立ちません。ヨアシュは戦いで負傷し、倒れました。結局、彼の家来たちの手によって、殺されました。彼は王の墓にも葬られませんでした。神様を捨てた者の最期は悲惨なものです。私たちが、主を信じ続け、信仰によって歩み、主の守りと祝福から離れてしまわないように、祈ります。


適用:うわべだけの主の民ですか

一言:主はご覧になっている


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