聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅱ[2020]

2020年 12月 20日 (日)

歴代誌第二33:1-25(10)
神の前に大いにへりくだり

 マナセは十二歳で王となり、エルサレムで五十五年間、王でした(1)。彼の父ヒゼキヤは、神様に祈って寿命を15年長くしてもらいました(Ⅱ列王記20:6)が、その15年の間に、歴代のユダの王の中で、最も悪い王の一人が生まれました。マナセは、イスラエルの子らの前から追い払われた異邦の民の忌み嫌うべき慣わしをまねて、主の目に悪であることを行いました(2-8)。ユダとエルサレムの住民を迷わせて、主がイスラエルの子らの前で根絶やしにされた異邦の民よりも、さらに悪いことを行わせました(9)。主は、それでも続けてマナセとその民に語られました。しかし、彼らは耳を傾けませんでした(10)。そこで、主は、アッシリアの王の配下にある軍の長たちを、彼らのところに連れて来られました。彼らは、マナセを鉤で捕らえ、青銅の足かせにつないで、バビロンへ引いて行きました(11)。マナセは、苦しみの中で彼の神、主に嘆願し、大いにへりくだり、祈るようになりました(12)。神様は彼の願いを聞き入れ、その切なる求めを聞いて、彼をエルサレムの彼の王国に戻されました。こうしてマナセは、主こそ神であることを知るようになりました(13)。その後、彼は城壁を築き、主の宮を回復しました(14-17)。

彼の子アモンが王になりましたが、彼も、主の目に悪であることを行いました。アモンは、その父マナセが造ったすべての刻んだ像にいけにえを献げ、これに仕えました。しかも、彼は、父マナセがへりくだったようには、主の前にへりくだらず、かえって、罪過を増し加えました。彼の家来たちは謀反を起こし、その宮殿の中で彼を殺しました(20-24)。民衆はアモン王に謀反を起こした者をみな打ち殺し、ヨシヤを王としました(25)。



適用:悪を行ったとしても大切なことは何でしょうか

一言:主の御言葉を聞いて、へりくだる


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