聖書別日ごとの糧   >>   エズラ記[2022]

2022年 10月 17日 (月)

エズラ記8:1-36(31)
神の御手が救い出してくださった

 1節から14節までは、エズラと共にエルサレムに帰還した民たちについて記録しています。アハワに流れる川のほとりに彼らを集め、調べてみると、彼らの中にレビ人をひとりも見つけることができませんでした。それで、レビ人が集まっているカシフヤ地方に人を送り、神の宮に仕える者たちを連れてくるように命じました。こうして259名のレビ人が集められました。

 そして、エズラはアハワ川のほとりで断食を布告し、へくりだって、エルサレムまでの道中の無事を神に願い求めました。エズラはかつて王に、「私たちの神の御手は、神を尋ね求めるすべての者の上に幸いを下し、その力と怒りとは、神を捨てるすべての者の上に下る」と言ったことがありました。エズラは道中の敵から助けてくれる部隊と騎兵たちを要請できたにもかかわらず、信仰によって依頼しませんでした。強盗や盗賊が数多潜んでいる中で、護衛兵もなしでエルサレムへ上るのは、命がいくつあっても足りない、非常に危険なものでした。このような旅を強行することは無謀というより、無責任にも思えます。しかし、エズラは部隊に頼ることより、ただ神様に頼り、神様からの守りを切に祈り求めました。すると、神様は願いを聞き入れてくださいました。神様は助けてくださる方だという確信と平安を、彼の心に刻むことができました。最後まで主の御手が彼らの上にあって、敵の手、待ち伏せする者の手から救い出されました。こうしてエズラの一行はエルサレムに無事に着いて、そこに三日間とどまりました。それからイスラエルの主に全焼のいけにえをささげ、感謝しました。



祈り:主よ、あなたの御手は、神を尋ね求めるすべての者の上に幸いを下されることを感謝します。主の御手の働きを信じて、信仰によって今の危機を乗り越えることができるように助けてください。

一言:主の御手が守ってくださいます


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