聖書別日ごとの糧   >>   ネヘミヤ記[2005]

2005年 02月 23日 (水)

ネヘミヤ記5:1-19
総督としての手当てを要求しなかったネヘミヤ

Ⅰ.おもだった者たちや代表者たちを非難するネヘミヤ(1-13)
 ききんになり、民たちの中には穀物のために、また重い税金のために、畑やぶどう園も抵当に入れた人々もいました。しかし彼らは返す力がなく、子どもたちも奴隷として売らなければなりませんでした。ところが一部の貴族や代表者たちは民たちに穀物を貸して利子を受け取っていました。彼らは長い間強大国に苦しめられながら、愛を失い、利己的な者になってしまいました。このような指導者たちに民たちは不満を抱かずにはいられませんでした(5)。
 ネヘミヤはこのような代表者たちに対して怒りました。彼はこの問題が深刻であると思い、大集会を開いて、代表者たちを公開して非難しました。そして利息を取ることをやめさせ、利息を返させました。私たちが仕事を熱心にすることも大切なことですが、互いに助け愛することがもっと大切なことなのです。
Ⅱ.総督としての手当てを受けなかったネヘミヤ
 ネヘミヤはユダの地の総督に任命され、十二年間働いて来ましたが、総督として受け取るべき手当てを要求しませんでした。また農地を買わず、貯蓄をしませんでした。むしろ彼らと共に働き(16)、自費で彼に訪ねてくる人々に仕えました。これは彼が神様を恐れ(15)、民たちの負担を減らそうとしたからです。

祈り:主よ!私が神様を恐れ敬うことで、私の権利を主張したり、利己的に生きるより、兄弟たちに仕えるようにしてください。

一言:財産は兄弟と神様のためのもの


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