Ⅰ．断食し、罪を告白した民たち(1-3)
　その月の二十四日に、民がみな集まって断食しました。荒布を着け、土をかぶってひざまづき、すべての外国人との縁を絶ちました。彼らは仮庵の祭りに、律法で神様の恵みを悟った後、自分たちの大きな罪を告白し、悔い改めました。そして立って、自分の罪と先祖の咎を告白しました。このように本当の悔い改めは神様と私たちの間に正しい関係を邪魔する一切の要素を取り除くことなのです。
　彼らは一日の四分の一は、神様の律法の書を朗読し、四分の一は告白しました。民たちは神様の御言葉を聞いて、耳だけ楽しませんでした。彼らは徹底的に罪を顧みて告白しました。これが神様の御言葉を聞く正しい姿勢なのです。
Ⅱ．あなたがたの神、主をほめたたえよ(4-6)
　罪を告白した後、彼らは大声で、彼らの神、主に叫びました(4)。そして群衆に、立ち上がって、とこしえからとこしえまでいますあなたの神、主をほめたたえよ、と言いました(5a)。神様に対して「栄光の御名」と表現するのは神様の人格を象徴するその御名に最高の栄光をささげることが当然であることを教えているのです(出20:7，詩72:19，黙15:4)。なぜクリスチャンたちは神様をほめたたえなければならないのでしょうか。主の御名はたっとく、すべて賛美とほめたたえることで現われ出るからです(5b)。

祈り：主よ！私が神様の御言葉を聞いて真実に悔い改め、告白するように助けてください。また神様を賛美するように導いてください。

一言：本当の悔い改めと賛美

Ⅰ．愛の神様(9-15)
　神様は、イスラエルの先祖がエジプトで苦難を受けていたのを、ご覧になりました。葦の海での叫びを聞かれ、パロとすべての家臣を打たれました。主が葦の海を分けられ、海をかわいた地のように通って行かせました。昼には雲の柱で、夜には火の柱によって導かれました。またシナイ山に降りてこられ、モーセを通して、命令とおきてと律法をくださいました(14)。
　また天から食べ物を、岩から水を出し、飲み食いするようにされました。この神様は選ばれた民を救ってくださる愛の神様です。この神様は今もクリスチャンたちのすべての現状を理解され、繊細に助けてくださいます。
Ⅱ．赦しの神様(16-21)
　神様は大きな救いを施されましたが、民たちは傲慢で聞き従いませんでした。神様の恵みに感謝しませんでした。彼らはちょっとでも苦難に出遭うと、すぐエジプトに帰ろうとしました。子牛を作って偶像崇拝しました。彼らは創造主神様を軽んじる大きな罪を犯しました。
　しかし、神様はどんな方ですか。17節をご覧ください。主は赦しの神様です。情け深く、憐れみ深く、怒るのにおそく、恵み豊かであるので、彼らを捨てられませんでした。神様は、罪を犯した彼らを捨てずに罪を赦されました。私たちも、いかなる罪があったとしても、憐れみ深い神様の御前に出て行きましょう。

祈り：主よ！主は全能であり、愛が豊かな方です。悔い改めて出て行きますので、ありのままの姿で受け入れてください。

一言：赦してくださる神様

Ⅰ．あなたに叫び求めると(24-31)
　神様は民たちに約束の地をお与えになりました。また家と井戸とぶどう園とオリーブ畑、果樹をたくさんお与えになりました。主の大いなる恵みを楽しみました(25)。しかし民は聞き従わず、主に反抗し、律法を後に投げ捨て、預言者たちを殺し、ひどい侮辱を加えました(26)。それで主がその敵の手に渡され、苦しめました。主は民が罪に落ちた時、懲らしめました(27a,28a)。しかし彼らが苦難を受け、主に叫び求めると主は天からこれを聞き入れ、大いなる憐れみを施してくださいました。救う者たちを与え、敵の手から救ってくださいました(27)。
　罪を黙認することは罪を育てることです。神様は、民が罪を悟るように懲らしめられました。神様は痛みが伴いますが、悔い改める愛を施されました。そして主に叫び求める時に、神様は大きな憐れみによって救ってくださいました。これが神様の本当の愛なのです。
Ⅱ．堅い盟約を結んだ民たち(32-38)
　神様が懲らしめられた時、民たちは自分の受けたすべてのことに、主は正しいことを認めました。そして自分たちの悪を認めました。彼らは、神様が真実に行なわれること、を告白しました。自分たちが奴隷になったのは、神様の恵みを裏切ったからだと告白しました(35)。さらに進んで、神様の助けを切に求め、盟約を結び、それに印を押しました(38)。

祈り：主よ！罪を犯すたびに懲らしめられる真の愛を感謝します。今私が立ち返るので、憐れんでください！

一言：懲らしめられる真の神様の愛